画像:時事通信フォト
相次いだ失言によって国内外から批判が高まっていた森喜朗氏に対し、発言の「全文を読むべき」と批判の「批判」が噴出したことを特集した15日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)。
同番組の調査で森氏の発言全文を読んだ割合が半分もいないことが明らかになりましたが、その最中番組コメンテーターのフリーアナウンサー・高橋真麻さんがネットの意見との付き合い方を告白しました。
高橋真麻、エゴサーチの事実告白
15日、今月に入って相次いだ失言によって国内外から猛烈なバッシングを受けていた森喜朗氏に対し、発言の「切り取りだ」という指摘があることを特集した「バイキングMORE」(フジテレビ系)。
その放送中、ネット上での批判について番組コメンテーターのフリーアナウンサー・高橋真麻さんがコメントを口にしました。
先日、「女性は競争意識が強い」などという発言が女性蔑視と批判を招いた森氏。
結果、森氏は東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の会長職を辞任することとなりましたが、辞任の会見に登場した先週末、森氏を批判する意見とともにその批判に対して「切り取り報道」と反発する声が多数上がりました。
すると、ネット配信番組に出演したEXIT・兼近大樹さんなど複数のタレントも森氏の発言全文を読むべきという意見を支持したのでした。
この日、「バイキングMORE」では森氏の発言に対してアンケートを行い、「森氏の発言は不適切だと思う」という問いに75%以上が「不適切」と答えた一方、「全文を読んだか」という質問には60%ほどの回答者が「読んでいない」と回答。
多くの回答者が全文を読んでいないことにタレント・アンミカさんは「意外とあったな」と驚いた表情。
切り取られた一部の言葉だけで批判することに「考えてから書くとか、責任が生じるといところが安易になってる」とアンケートで浮き彫りになった事実に持論を添えました。
そして、自身について書かれる批判については一切目にしないとしたアンミカさんの一方、「エゴサーチ毎回してます」と批判や意見に向き合っていることを告白した高橋さん。
「『バイキング』も記事になるんですけど、スタジオだと笑いに包まれていたりいい雰囲気でのツッコミ、ノリツッコミだったりするんですけど、それが文字になるとすごく雰囲気が悪かったり、ひどいこと言ったような感じに泣なっている」と番組内の雰囲気とネットニュースでの雰囲気は異なることを指摘。
さらに高橋さんはそのことによって「記事だけを読んだ人がそこに乗っかって、悪口書いてたりとか嫌なこと書いてたりする」とし、「負のスパイラルが良くないと思う」とコメントしたのでした。
エゴサーチの事実でSNSで意見噴出…「自分の発言は振り返らないんですか?」
自身の出演している番組はエゴサーチを行っていることを明らかにした高橋真麻さん。
しかし高橋さんがエゴサーチをしている事実を知った、番組の視聴者はイライラ。
「高橋真麻って自分と正反対の意見って全て悪口って受け取るのかな?それが意見と思わないのかな?」
「エゴサしてるんだったら坂上のパワハラを止めてください。森さんのことは冗談にしないのに自分らのことは冗談でしたって言うのおかしくない?」
「高橋さんだって『老害』とか『メンヘラ』とか差別的言葉を使用してましたが、それについてはどう思ってるんですか?」
「批判は悪口ではないでしょ」
などと、高橋さんへこれまでの不満が書き綴られたのでした。
先日、鼻をほじった意見が噴出した際もすぐに「小鼻をつまむクセ」と弁解した高橋さん。
そのことからエゴサーチをしていることは真実なのでしょうが、耳の痛い意見を全て「悪口」で片づけてしまうことはエゴサーチの意義を半減させているのではないでしょうか。
(文:有馬翔平)