画像:時事
先週16日に発覚した東海大学野球部員による大麻吸引。
これによって同部は無期限活動休止という措置を講じましたが、この「連帯責任」を巡って20日放送「バイキングMORE」(フジテレビ系)で議論が行われました。
しかし、議論の様子に視聴者からは苦言が。
「そもそも討論にすらなってない」と指摘が相次いだ、そのワケとは?
坂上忍、「連帯責任」の是非をめぐり大暴走…視聴者あ然「議論になってない」
先週16日、部員数人の大麻吸引が発覚した東海大学野球部。
17日には無期限活動休止を発表したことで当該部員以外にも波紋が広がり、「連帯責任」の存在意義が各地で議論されています。
19日午後放送の「バイキングMORE」(フジテレビ系)でも、専門家を招いたこの「連帯責任」の在り方が議論されることに。
この日スタジオに招かれたのは、連帯責任に「賛成」の教育評論家・水谷修氏、そして連帯責任に「反対」のスポーツライター・青島健太氏。
しかし、議論は平行線をたどることに。
「活動休止にすることで問題点を洗い出すことができる」という点で連帯責任にさん賛成の水谷氏、しかし部員全員が影響を被ることは「前時代的だ」としてスタジオからは反対意見が紛糾。
さらに、番組MCの坂上忍さんも水谷氏の意見に反対のスタンスを取り、水谷氏は四面楚歌の状態になってしまいました。
この状況に、視聴者からはクレームが。
「議論になってない」
「1対多数で賛成意見を囲んでて胸くそ悪い」
「賛成意見を連れてくるなら、もっと賛成の意見を出せよ」
「MCがどっちかの意見に傾くってどうなの?」
また、水谷氏に意見する坂上さんの意見が「高圧的」だという指摘まで上がっていました。
連帯責任の在り方…視聴者は賛否両論
スタジオの様子に批判が寄せられましたが、ネット上では「連帯責任」の存在を巡って議論が紛糾しました。
「大人になったら連帯責任なんてないだろ?学生だけに科すのはかわいそう」
「悪いことをするやつは連帯責任なんか考えない。あっても真面目なやつが損するだけ」
という反対意見。
「練習続けたら続けたで文句言うやつはいる」
「悪事をはたらいたやつらに重責を負わせるためにも必要」
という賛成意見。
大学という未成年以上、社会人未満の機関で発生した連帯責任。
落としどころを探すことは、非常に難航しそうです。
(文:有馬翔平)