22日、松本人志さん(ダウンタウン)が、2023年暮れから複数回にわたり性的強要疑惑を報じた「週刊文春」の発行元である株式会社文藝春秋ほか1名に対して提訴しました。
松本さんの担当弁護士を務めるのは田代政弘さん。
そこで今回は、田代さんの経歴を中心に学歴など調べてみました。
松本人志が週刊文春を提訴!名誉回復のために徹底抗戦の構え
22日、松本人志さん(ダウンタウン)が、2023年暮れから複数回にわたり性的強要疑惑を報じた「週刊文春」の発行元である株式会社文藝春秋ほか1名に対して提訴しました。
吉本興業がホームページに「提訴のお知らせ」として、松本さんの代理人のコメントを掲載。
そこには昨年12月27日発売の「週刊文春」に掲載された記事に関して、「記載されているような性的行為やそれらを強要した事実はなく、およそ『性加害』に該当するような事実はないということを明確に主張し立証してまいりたいと考えております」と書かれています。
さらに、訴訟内容は名誉毀損に基づく損害賠償請求及び訂正記事による名誉回復請求を求め提訴とのこと。
今回の訴訟に対し、「週刊文春」編集部側は、以下のようなコメントを発表しました。
「一連の記事には十分に自信を持っています。現在も新たな告発者の方々のお話をうかがい、慎重に裏付け取材をしております。提訴によって萎縮することなく、今後も報じるべき事柄があれば、これまで通り報じてまいります」と、徹底的に争う姿勢。
松本さんに女性をアテンドしたとされる後輩芸人の中には、「パーティがあったことは事実」としているため、争点をどこに絞るのかが注目されています。
松本人志代理弁護士、田代政弘のプロフィール
氏名:田代政弘(たしろまさひろ)
生年月日:1967年1月(57歳)
最終学歴:早稲田大学社会科学部
職業:弁護士・税理士(元検察官)
田代弁護士は、1985年に國學院大學久我山高等学校を経て早稲田大学に進学しました。
同校は東京都杉並区にある私立の中高一貫校。
「最難関大学受験へ向けた勉強」と「全国大会レベルに出場できる部活動」の両方を体感できる、いわゆる「文武両道」を掲げており、OBやOGにはプロバスケットボール選手やアナウンサーなど著名人を多数輩出しています。
田代弁護士は高校時代から硬式野球を始め早稲田大学野球部の出身でもあり、野球と勉強を両立させてきたことから、その経歴の高さが伝わります。
田代政弘の経歴と実績
田代弁護士は1995年10月に司法試験に合格し、翌4月に最高裁判所司法研修所に入所し2年間の研修後、検察官検事に任官。
その後、東京・横浜・甲府・新潟の地方検察庁検事として勤務しました。
2012年6月12日に、田代弁護士が関わった小沢一郎の資金管理団体「陸山会」を巡る陸山会事件の操作において、虚偽の記載をしたことがきっかけとなり検察官を辞職。
検事を退官後、三菱化学メディエンスに入社し、その後2014年に東京弁護士会に弁護士登録し、八重洲総合法律事務所に入所しました。
2015年には税理士登録をするなど、つねに成長を意識しているキャリアを形成。
主な担当事件としては、上述した「陸山会事件」がありますが、野球部出身者らしく東京都高校野球OB連盟理事を務めているほか、日本プロ野球選手会公認代理人としてプロ野球選手の年俸交渉等に従事しています。
そしてスポーツ事故、スポーツ保険及びスポーツ活動に関する契約等をめぐる紛争について、日本スポーツ仲裁機構(JSAA)への対応を含め、各種相談に幅広く対応。
田代弁護士の所属している法律事務所のプロフィールを拝見すると、他にも一般刑事事件の捜査・公判のほか、東京地検特捜部検事、証券取引等監視委員会特別調査課特別調査指導官として、汚職事件や大型経済事件、脱税事件及び金融商品取引法違反事件等の捜査に従事してきたようで、松本さんの名誉回復を弁護するにはうってつけの人材ではないでしょうか。
評判についてまでは調査しても不明でしたが、松本さんの動向とともに、引き続き注視していきたいですね。
(文:Quick Timez編集部)