文:Quick Timez 編集部

松本潤、『鎌倉殿の13人』にサプライズ登場し視聴者興奮「バトンタッチに感動」「面白い演出」

ジャニーズ事務所
画像:時事

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18日に最終回を迎えた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合)。

冒頭に、来年の大河ドラマで主演を務める松本潤さんがサプライズ出演し、ネットを沸かせました。

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松本潤『鎌倉殿の13人』にサプライズ登場!

18日に最終回を迎えた大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(NHK総合)。

放送は通常通り「大河ドラマ」というテロップから始まったが、その後に映るのは寝転がって、鎌倉幕府による公式の歴史書「吾妻鏡」(あるいは東鏡)を読んでいる男が映し出されます。

顔こそ本で隠れていますが、本が動き、爽やかな緑青の衣装に身を包んだ男の顔が明らかになると「1564年 三河」というテロップが表示。

そこには来年1月8日にスタートする、2023年の大河ドラマ『どうする家康』で主演を務める松本潤さん(嵐)の姿がお目見えします。

「熱心に『吾妻鏡』を読んでいるこの男は、のちの征夷大将軍、徳川家康。彼もまた、坂東に幕府を開くことになる。家康は『吾妻鏡』の愛読者であった」という語りが入る同ドラマ。

続けて「いよいよ承久の乱が始まるか、どきどきしてきた。一回落ちつこう」と手に取った茶腕の中身をぶちまけて「どうしよう」という困ったセリフを口にして後、タイトルバックが流れます。

タイトルバックに松本潤さんの名前が流れたものの、ほとんどの視聴者は松本さんの登場を想定していない上、ほんの一瞬の登場だったことから

《聞いてないぞ、潤!!》

《冒頭から吾妻鏡繋がりのバトンタッチに感動》

《面白い演出》

《今私は松本潤の幻影を見たんか…?》

《こんなオープニングみたことない》

など、歓喜の声が多くあがり、ネットは沸きに沸きました。

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鎌倉幕府と徳川家康とのつながりは!?

今回、粋なサプライズ出演の演出を見せた大河ドラマ。

次作の『どうする家康』では、松本さん演じる徳川家康を「ナイーブな少年」として、さまざまな困難に立ち向かいながらも、家臣とともに天下統一をめざす物語として描かれる作品です。

軽やかなバトンタッチをオープニングに持ってきたことで、視聴者の気持ちを鷲掴みにした脚本にネットは沸騰。

脚本を担当した三谷幸喜さんが大河ドラマを執筆するのは『新撰組!』(2004)、『真田丸』(2016)に続き3作目です。

三谷さんは、『真田丸』の最終回でも、次年度に放送された『おんな城主 直虎』(2017)にエールを送るような演出が当時、とても話題となりました。

直虎とは井伊直虎のことで、堺雅人演じる真田幸村が大坂冬の陣が開戦されるまさにその直前、内記より「あちらにも赤備えがおりますぞ」との言葉を受け、「あれは井伊直孝だ、かの井伊直政の次男坊だ」と発し、「向こうにも、ここに至るまでの物語があるんだろうな」、「一度、聞いてみたいものですな」と、新たな物語の始まりをPRしました。

徳川家康の愛読書が「吾妻鏡」というのは史実に則っており、そこから武家政治の基礎を築いた鎌倉幕府の行いや武士の通りを学び、遠い江戸の世まで深く影響を与えたことを実に巧く描いた三谷さん。

三谷さんの歴史における鎌倉幕府の重要性と来年の大河のPRも洒落たっぷりに表現した実力はさすがです。

(文:Quick Timez編集部)