文:Quick Timez

ルシファー吉岡、下ネタのイメージのない内村光良をめぐり「もしネタをやってくれって言われたら、どうしようかな」

10月14日〜17日の期間で開催される内村光良さんのコントライブ「内村文化祭’21 満面」に出演するピン芸人のルシファー吉岡さん。

多方面で活躍をするルシファーさんに、お笑いに対する思いやネタ作りへのこだわりなどのお話をインタビューさせて頂きました。

前編と後編に分かれており、本記事ではインタビューの後編をお送りします。

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ルシファー吉岡、下ネタのイメージのない内村光良をめぐり「もしネタをやってくれって言われたら…」

ーーマセキに入られたのは、誰か憧れている人がいたからとかですか?

これは授業料が安かったからです(笑)。

なんか、吉本さんとかだと40〜50万ぐらいかかったと思うんですけど、でもマセキは期間は短いんですけど、入学金は10万円だったんで。

僕も貯金は全くなかったですし、払える範囲で考えて10万円だったらいけるかなってことで選びました。

ーー会社員時代のエピソードをネタに反映させてみたりしたネタもあったりしたのでしょうか?

会社員時代のエピソード…。会社員時代のこと本当に覚えていないんですよね。

多分意識なかったんじゃないかな(笑)本当に嫌すぎて。

なんかでも、コントを作る上であの会社員時代の雰囲気とかを知っているとかっていうのはすごい役に立ってます。

それは実際経験していないとわからないこととかってあると思うので役立ってますね。

ただ、具体的なシュチュエーションどうのっていうのは、ないですね。

ーー「R-1ぐらんぷり」決勝で披露したネタが漫画の原作になりましたが、その経緯は?

あれは編集の方が、月刊少年ガンガンっていう雑誌で連載しているんですけど、その編集の方がこのネタは連載できるなっていうことで決まった感じです。

あんまりないケースですよね。

ーーそれ用に台本を別で用意してって感じですか?それか編集者さんに任せて?

いや、それは自分で書いてます。台本自体は3分のコントなので。

まぁ40ページ弱の漫画になるんですけど、事細かに全部描写していかないと、漫画家さんが描けないじゃないですか?

そういう台本を10何ページぐらい書いて毎月送ってますね。

ーー「激レアさんを連れてきた。」でナレーションもやられていますが、声の仕事をやっている時は、芸人の自分ではないまた違う自分を出してやっていたりするんですか?

あれは、「R−1ぐらんぷり」の2回目に決勝へ進出した2017年の時、大化の改新をテーマにした先生の役をやっているネタ。

それ見て、先生みたいな声の人を探していたって言われてナレーションやってくれませんか?って話がきたので。

そもそもが僕のコントの雰囲気をそっちのナレーションに持っていきたい感じだったので、芸人意識でやってますね。

なので、今のあの「激レアさん」の口調というのは僕のコントの先生の口調みたいな感です。

ーー既に芸人以外でお仕事はされていますが、他に芸人以外の仕事で挑戦してみたいことはありますか?

今でも漫画の原作とナレーション2つもやってますからね。

これ以上と言うとあんまりないんですけど。まぁ、でももう少し芸人の仕事の方を頑張っていこうという気持ちはあるんですけど。

漫画の原作を書いて、なんかこれだったら小説とかも頑張ったらかけるなって思いました。

もともと読むのは好きなので、それはチラッと思いました。

ただそんなに気軽に手を出せるものでもないので、本当にこれは今絞り出したぐらいのものですけど(笑)。

強いて言うならそんな感じかもしれないです。

ーー芸人として直近の目標や将来像などがありましたら教えてください。

直近の目標であり、これから力を入れていきたいのは単独ライブです。

今はなかなかコロナ禍で難しいですけど、単独ライブをやってお客さんを動員していくっていうのは力を入れたいし、できればそれで食べて行きたいっていう気持ちが強いですね。

それが将来の目標ですかね。

あとはピンの1人コントをやっているんですけど、マイナー競技なんですよね。

例えば漫才ってメジャーな競技じゃないですか?

漫才ってマイクの前に出てきて、「どうもーっ」て出てくればみんな分かるんですけど。

営業みたいに、ただただお笑いを知らない人の前で1人コントを始めると、何をやっているのか分かってないんですよそもそも。

例えば僕が教師の役をやっていて、「おい、なんとか!」って指差したらみんなそっちを見ちゃって。

そもそもが伝わっていなかったりするので、そういうのをもっとメジャーな競技として、一つの芸として、世間に認められるように頑張りたいなって思いますね。

落語みたいになればいいなって思いますかね。

ーー「内村村文化祭」についてお伺いします。お話がきた時はどんなことを思われましたか?

まだ、具体的に内容を聞いてなくて、「何やるの?」って感じです。

もちろん嬉しかったですけど、「何やるんだろ」って感じで…。

お芝居をみんなでやるのか、歌ったり踊ったりするのか、ネタをやるのか、それもあります。

だから嬉しさと不安ですかね。

あと、内村さんって下ネタのイメージが全くないじゃないですか…?

だからもしネタをやってくれって言われたら、どうしようかなっていう。

なんか自分の面白いと思うことを貫くのか、内村さんがもしかしたら下ネタ嫌なのかな?ってことを考えるのか。

その辺も気になったりとか…難しいところですね(笑)。

ーー最後に意気込みをお願いします!

いい機会で、ありがたいチャンスを頂いたなって思ってます。

くすぶっている僕らを見かねて声をかけていただいたのかもしれないですけど、しっかり仕事をした上で自分の良さも出せたらなと思っています。

ルシファー吉岡プロフィール

名前:ルシファー吉岡

本名:吉岡大輔

生年月日:1979年10月13日

血液型:O型

出身地:島根県

学歴:東京電機大学大学院修了

趣味:読書(マンガとミステリー小説)、eスポーツ観戦(ストリートファイター5)

特技:一発ギャグ

ピン芸人No.1を決める「R-1ぐらんぷり」には、2016年より5年連続で決勝進出を果たし、第5回「お笑いハーベスト大賞」では優勝、オードリーのANN「L-1ぐらんぷり」でも優勝を果たすなど、数多くの実績を残す。

お笑いの仕事のみならず、「激レアさんを連れてきた。」(テレビ朝日系列)ではナレーションを担当しているほか、「R-1ぐらんぷり 2019」決勝の舞台で披露したネタが漫画「女子高生はおはようって言う」の原作となるなど、様々な活動を見せる。

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「内村文化祭’21 満面」の詳細

ルシファー吉岡さんも出演をするという「内村文化祭’21 満面」。

同ライブは、マセキ芸能社の先輩にあたるウッチャンナンチャンの内村光良さんが、 「ただ、今やりたいことのオンパレード」を実現するライブです。

「1年間、自分が経験したもの、体験したものを出す」場として、 2017年より過去4回にわたって行ってきました。

定番となる演目は、 オープニングとエンディングを飾る歌や、 内村ダンサーズと共に踊るダンス、 内村さん1人での実録コント(漫談)、ゲストを交えたコント(劇)などです。

今年57歳となった内村さんがやりたいことを純粋に追求し、 「とにかくお客さん、ついてきて下さい!」と、全力で演目に取り組む姿を“生”で楽しめる唯一無二のライブです。

タイトル:「内村文化祭 ’21 満面」

出演者:内村光良、松本妃代 (ソニー・ミュージック・アーティスツ)、勢登健雄、ジグザグジギー 、ルシファー吉岡、しゃもじ、内村ダンサーズ

日時:2021年10月14日(木)〜17日(日)

10月14日(木)
18:00開場/19:00開演

10月15日(金)
18:00開場/19:00開演

10月16日(土)
13:00開場/14:00開演
17:00開場/18:00開演

10月17日(日)
13:00開場/14:00開演

料金:¥7,500(税込・全席指定席) ※未就学児童入場不可 ※車椅子でお越しのお客様は、事前に問い合わせ先までご連絡ください。

会場:日本青年館ホール

住所:〒160-0013 東京都新宿区霞ヶ丘町4-1

チケット:マセキライブサークルチケットぴあイープラスローチケ

(文・取材:YUICHI IGARASHI)

(写真:RYOSUKE MAEJIMA)