磁石・佐々木「思い描いたのと真逆になってる」現在の”芸人人生”について明かす

文:服部慎一
インタビュー
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「G-1グランプリ」ファイナリストである実力派漫才コンビの磁石。

Quick Timezでは、磁石の2人にインタビューを敢行し、コンビ結成の秘話や「G-1グランプリ」にかける思いなど、お話を伺ってきました。

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磁石・佐々木「思い描いたのと真逆になってる」現在の芸人人生について明かす

――まずは、お2人がお笑い芸人を目指したキッカケからお伺い出来ますか?

佐々木さん:僕は16歳の春ですね。元々お笑いが好きでしたけど、本格的にやろうと思ったのが16歳の春ですね。

広島県出身なんですけど、学園祭でネタを披露したりとか、デオデオ(現EDION)の7階に「サテライトスタジオ」っていうのがあって、そこで毎月吉本のイベントがあって、それに出てたりとか…。

高校生お笑いコンビでやってたので新聞に取り上げてもらったり、ローカル番組の密着があったり、消防署の50周年記念の営業に出たり活動してましたね。

ーー高校生で、すでに本格的に活動されてたんですね!

佐々木さん:そうですね。

デオデオでやってた時に、東京や大阪からプロの芸人さんが来てて、BOOMERさんがいらっしゃった時に、マネージャーさんが僕らのこと気に入ってくださって名刺をいただいて。

「上京したら連絡しておいで~。」って言ってくださって、親も心配してたし上京する口実として…。

永沢さん:(小声で)長いなぁ…。

佐々木さん:っていうね、まぁ結局なんか、最終的に太っちゃいました。

ーー(笑)。

佐々木さん:大学とかも受けてたんですけど、ことごとく落ちちゃって。

「日本映画学校」っていう所に行ったんですよ。

そこで永沢さんと会うんですけど、普通に仲良かったし僕から声かけてやってみて、評判も良かったし手応えも良かったんで本格的にやってみようって話して…。

事務所どうするかって話になった時に、名刺もらってるからっていうことで、サワズカンパー(現:三木プロダクション)に連絡して、預かりという形でお世話になってっていう流れですかね。

ーー高校の時の相方さんとは?

佐々木さん:それが、2人でやろうって出てきたのに、僕が神奈川県住みで(当時の)相方が千葉県に行っちゃったもんだから、広島県に居る時より会えなくなっちゃって(笑)。

まぁ、それで疎遠にもなってましたし、だから自然消滅というか…。

後日元気かなって連絡したら連絡も取れず、周りの友達に聞いたら、静岡県で探偵をやってるらしいと。

そこから消息不明だし音信不通で、探偵を探すのに探偵が必要になって探すの諦めたんですけど。

ーー(笑)。良いタイミングで永沢さんに出会われたんですね!永沢さんはいかがですか?

永沢さん:僕は別に何にも。誘われたから。

佐々木さん:熱い気持ちを持ってとかじゃなくね(笑)。

ーー幼少期にお笑いを見てとか?

永沢さん:観てましたけど、普通に好きくらいでしたね。

ーー日本映画学校に通おうと思ったキッカケは?

永沢さん:それも…何にも。

これ本当なんですよ!

大学受けて落ちて、浪人しようと思ったら親にダメだって言われて、浪人させるお金なんか無いんだから専門学校でも何でも行きなさいって言われて、専門学校の雑誌見てたら、ウッチャンナンチャンの写真が載ってて、楽しそうだなと思って送ったら受かっただけで、別に何にも…(笑)。

ーー(笑)。そこで佐々木さんに誘われて、身を任せた訳ですね(笑)。

永沢さん:そうですね、別にやりたいこともなかったんで。

佐々木さん:柳のようにね(笑)。

ーー学生時代はどのように過ごされましたか?

佐々木さん:ほとんど学校行かずに遊んでましたね。

永沢さん:なんか楽しくなかったんですよね。

役者さんを養成する学校なんで、お芝居がメインなんですよね。だからみんなお芝居してましたね。

佐々木さん:そうそう、なんか変な熱さを持ってる子ばっかりいて、その中で冷めた空気を持ってる永沢さんが僕には光って見えたんですよね。

こいつ見どころあるなって。

遊びの延長で漫才実習みたいなのがあったから、面白そうだからやってみようかって。

永沢さん:そもそも本気でやろうとは思ってなかったし、佐々木もたぶんこんなに長く続けるとは思ってなかったんじゃないかな。

佐々木さん:漠然と、有名になりたいとかチヤホヤされたいとか、お笑いって良いよねぇって感じで出てきましたからね。

ーー上京される前の方が、バリバリ活動されてるのは珍しいパターンですよね。

佐々木さん:だからなんか今変な気持ちなんですよね。

正直、学生時代とかモテてたので(笑)。

さほど実力がないのに早く売れてチヤホヤされて、周りの芸人とかに嫉妬されるような絵を浮かべてたんですけど、気づいたら真逆の感じになってると思って。

“実力があるのに売れてない”みたいな感じの言われ方をしてるから、思い描いたのと真逆になってるなって(笑)。

ーーお2人はコンビを組まれた時から漫才が中心でしたか?

佐々木さん:僕が着替えたり扮装したりするのが大嫌いで、コントやってた時も野面でやってたんです。

永沢さん:周りにコントしてる人しかいなかったんですよ。

おぎやはぎさんとかもコントやってて、コントブームみたいになってて、漫才やってる人がそんなにいなかったんですよね。

だから漫才やった方が目立つねって言ってたんですけど、「M-1グランプリ」が始まって、流れ星とか、タイムマシーン3号とか上の先輩たちもみんな漫才やり始めて、なんかすごい嫌でした。

ーー(笑)。ネタはどちらが作られてますか?

佐々木さん:2人で作ってますよ。

最初の頃は、経験者だったので僕が作ることが多かったですけど、怠惰の性格なので作らなくなって相方に引っ張ってもらって(笑)、

2015年までは賞ーレースもあったから、それでも作ってたんですけど、2016年からは磁石としてのネタはほぼ作ってないですね(笑)。

永沢さん:燃え尽きちゃったんだよね。

佐々木さん:でも、みんな賞レースが終わるとそうなっちゃうみたいなんですけど、そこは永沢さん偉いなと思って。

永沢さん:まぁ単独ライブに向けて作ってるようなもんなので。

佐々木さん:今回「G-1グランプリ」が始まって、久しぶりにヒリヒリする感じはありますね。

ただ、G-1にしてもM-1にしてもTHE MANZAIにしても、一回戦・二回戦・準決勝って長いスパンのはしんどいです(笑)。

ーーずっと気を張っていないといけないですもんね。

佐々木さん:そうなんですよ。

そうなると落ちるに落ちれないし、やっぱり落ちるとヘこむの分かってるし、これが一発勝負で、「4月10日に決勝です。」って言われて、その日に良いネタ持ってくだけだったら、負けてもさほどヘこまないと思いますけどね。

ーー賞レースの尺のネタを作るのが難しいという声もありましたが、いかがですか?

永沢さん:全然そんな事ないですけどね。

佐々木さん:ショートネタブームとかあったじゃないですか、あれの方がしんどかったです。

オンエアバトルとかで6分とかでやってたものを、レッドカーペットで1分半とかでお願いしますとかって言われて、結構大変だった記憶がありますね。

永沢さん:むしろずっとそれくらいでやってたから得意分野ですね。

磁石のプロフィール

名前(左):佐々木 優介(ささき ゆうすけ)

生年月日:1980年3月31日

出身地 広島県

趣味: 一発ギャグ・歩くこと

特技:汗をかくこと

血液型:A型

名前(右):永沢 たかし

出身地:秋田県

趣味:パチンコ、ゲーム、エヴァンゲリオン

特技:スキー、似顔絵

血液型:O型

ボケの永沢たかしと、ツッコミの佐々木優介の2人からなるお笑いコンビ・磁石。コンビ名は2人のイニシャルがNとSとなることに由来する。

「爆笑オンエアバトル」等、数々のネタ番組で活躍してきた実力派で、2011年〜2014年には「THE MANZAI」で認定漫才師となり、11、12、14年決勝に進出するなど十分な実績を持つ。

「G-1グランプリ」でも決勝に進出をし、今後の活躍に期待がかかる。

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磁石もファイナリストに!G-1グランプリの詳細

野球界では、「肩が強い」「鉄砲肩」など、人よりボールを遠くに投げたり、速いボールを投げることができるなど、元々持っている才能、潜在能力を持っている人のことを「地肩が強い」と言いますが、お笑い界においても「元々面白い人」「笑いのセンスがある人」のことを「地肩が強い」と言うことがあります。

芸歴が何年であろうと面白い人は面白いということで、芸歴のために世に出るチャンスが制限されている芸人たちもいる現状において、「地肩→ジカタ」がある芸人にスポットを当てるべく、埋もれた「お笑い強肩No.1」を決める賞レース「ジカタNo.1 グランプリ(G-1 グランプリ)」が開催されます。

決勝の舞台は、烏山区民会館ホール。

そして、磁石の2人もファイナリストに選ばれるなどしており、決勝進出者は実力派揃いです。

名称:G-1グランプリ

会場:烏山区民会館ホール ​

日付:2022年4月10日(日)

時間:開場14:30/開演15:00

MC:おぼん・こぼん

チケット情報

来場購入:https://www.confetti-web.com/detail.php?tid=65653&

配信購入:https://www.confetti-web.com/G-1_streaming

▼ファイナリスト

エルシャラカーニ(サンミュージックプロダクション)

アモーン(浅井企画)

だーりんず(SMA)

流れ星☆(浅井企画)

や団(SMA)

TOKYO COOL(SMA)

なすなかにし(松竹芸能)

三拍子(サンミュージックプロダクション)

磁石(ホリプロコム)

(文・取材:Quick Timez 編集部)

(撮影:RYOUSUKE MAEJIMA)