画像:時事
28日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系列)。
俳優で歌手・タレントの武田鉄矢さんが出演しました。
「ジェンダー平等は時代遅れ」について論じる際に、自身の家庭の在りようを引き合いに頓珍漢な持論を展開し、視聴者から呆れ声が上がっています。
一体、武田さんは番組内でどのような発言をしたのでしょうか。
『ワイドナショー』、武田鉄矢の偏ったジェンダー論に視聴者あきれ顔「ポンコツ発言」
28日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系列)。
俳優で歌手・タレントの武田鉄矢さんが出演しました。
「ジェンダー平等は時代遅れ」のCM動画が大炎上した事を受け、武田さんはコメントを求められます。
すると武田さんは、「男性優位社会だと思ったことはない、なぜなら(家庭の中で奥さんの権限が大きい場合を指して)一番強いのは母ちゃん(妻)だからだ。」とコメント。
ジェンダー平等とは社会構造の話しであるにもかかわらず、夫婦の話しに絡めた返答はズレており、それらを聞いた視聴者らから
《もう何も言うな武田鉄矢。ジェンダーについて今この人からいい答えが聞けるとはとても思えんハラハラする、無駄に》
《武田鉄矢、ジェンダー平等の意味分かってないなら黙ってて欲しいんだが》
《ワイドなショーで武田鉄矢が僕は日本はジェンダー平等できてると思うって言ってて情けなくなった》
《武田鉄矢は、毎回ジェンダー問題に対してポンコツ発言するけど、ちょっとは勉強する気は無いんだろうか。》
《武田鉄矢はかなーーーり偏ったジェンダー観をもつ普通のおっさんやでな。》
《日本でのジェンダーについて話してるのに人の家族の話関係なくない?》
などあまりに飛躍した論点に呆れ声の声が殺到しました。
こちらの記事も人気んです→武田鉄矢、『夫婦別姓』について熱く語るも… 世間の常識からズレており、批判殺到
会話じゃなくて対話を!武田鉄矢の持論とは
今回の放送回では、他にも「日本人は『会話』は好きだが『対話』が出来ない」と語った武田さん。
「会話」とは、2人あるいは少人数で友好的に互いに話しを進める事であり、たわいのない日常の中でのやり取りも含まれます。
目的なく話す井戸端会議のようなイメージでしょうか。
一方で、「対話」は「会話」のなかの一つで、2人がお互いに向かい合って話す事であり、互いの関係性を築くためのコミュニケーションの意味合いが強いものです。
「会話」と「対話」の大きな違いは「意味」を共有できているか否かに尽きます。
同じ状況を共有しながらも、それぞれにとっての「前提」や「意味」が違う事は往々にしてあり、コミュニケーションが噛み合ない時には、必ずどこかで意味のズレが生じている可能性があります。
その時こそ「対話」のチャンスであり、双方の違いをどのように埋めていけばいいのかを共に考える姿勢が大切なもの。
今回の「ジェンダー平等」について、そもそもの前提を「対話」としてとらえずに「会話」として返答ししまった武田さん。
武田さん演じる「金八先生」のような「ご意見番」としての役割が、もはや果たせないばかりか、これまでも「ハラスメント」や「夫婦別姓」について、およそ対話とは思えない偏った意見をテレビ越しに話してしまった印象を受けました。
(文:Quick Timez編集部)