文:有馬翔平

日テレ『ハケンの品格』、突如として最終回を迎え、打ち切りの可能性が…好調でも批判されたワケ

日本テレビ
画像:時事通信フォト

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今年6月から放送が開始されたドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系列)の第2シリーズ。

新型コロナウィルス感染拡大による影響で、放送の延期などハプニングがあった同ドラマも5日の放送で最終回を迎えます。

ここまで好調は維持しているものの、視聴者は「イライラする」と不満を募らせている様子。

視聴者が不満を抱えている原因、それは登場人物にありました。

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日テレ「ハケンの品格」は打ち切りなのか?好調維持も「イライラする」「つまらない」と批判が相次いだワケ!

5日に最終回を迎えるドラマ「ハケンの品格」(日本テレビ系列)。

13年ぶりとなった第2シーズンの放送は、ここまで世帯平均視聴率13%と好調を維持しています。

同ドラマは、ありとあらゆる資格を保有しているにもかかわらず「派遣社員」として勤務している篠原涼子さん演じる大前春子が、正社員主義な古い体質の企業に一泡吹かせる痛快ストーリーが売り。

今作では第1シリーズで登場した登場人物に加えて、山本舞香さんや中村海人さんなど人気タレント演じるキャラクターが登場し、前作ファンのみならず新規ファンも楽しめる内容でした。

しかし、数字だけ見ると好調であることは間違いないのに、ネット上では同ドラマに対して「つまらない」、「イライラする」といった批判が。

その原因は、登場人物の行動。

上述しましたが、同ドラマの醍醐味は派遣社員である大前春子が、正社員ができないことを見事にやってのけて成果を得る……その下克上ストーリーが醍醐味、しかし今作でその正社員として登場するキャラクターが全員「無能」なのです。

仕事ができない、手を止めている時間が長い、上司にはこびへつらうなど、会社員のステータスとしては著しく低いため、大前春子の敵として成立しません。

そのため、視聴者は前作のような満足感を得られなかったのです。

視聴率13%と好調を維持したものの、前作の最高視聴率26%からは数字を大幅に落とした「ハケンの品格」。

前作ほどの期待を超えられなかったことで、通常よりも話数が減少してしまったのでしょうか。

 

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ドラマの打ち切りは珍しくない?過去、途中で放送を辞めてしまった作品たち

5日で最終回を迎える「ハケンの品格」。

この日が最終回だということは先月半ば、12日から横浜流星さん主演のドラマが始まることが告知されたことで明らかになっていました。

同ドラマが「打ち切り」ということは明らかにされていませんが過去、打ち切りになったドラマは多々あります。

フジテレビ系列だと「OUR HOUSE」(2016年)、「家族の裏事情」(2013年)、TBS系列だと「神の舌を持つ男」(2016年)など打ち切りを宣言された作品たち。

それらに共通しているの最低視聴率。

最低視聴率が4%を切ると、放送中にもかかわらず放送中止になってしまうのだそう。

それに比べると、「ハケンの品格」の最低視聴率は11.9%で、打ち切りラインではありません。

ただ、視聴者の間では「あと2話は欲しかった」と、ストーリー的にも尻切れトンボ感は否めないよう。

8話分しか放送しない裏には前作の名誉を守る動きがあった可能性も?

(文:有馬翔平)