文:有馬翔平

博多大吉、『ワクチンハラスメント』をめぐる問題に神回答

博多大吉

画像:時事

接種ペースが加速してきた新型コロナのワクチンについて、女性視聴者から受け付けた悩みを紹介した23日の「あさイチ」(NHK総合)。

放送中ガン経験者の視聴者から送られてきた「接種が怖い」というメッセージに博多大吉さんがコメントを述べました。

すると、大吉さんが発信した言葉が反響を呼ぶことに。

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博多大吉、新型コロナワクチンの悩みに回答「絶対違う」

23日、事前に募集した新型コロナワクチンに対して女性視聴者が抱いている悩みを「あさイチ」(NHK総合)が紹介。

その放送中、番組を観ていた視聴者から送られてきた「接種が怖い」という悩みに博多大吉さんが持論を述べました。

この日、女性が抱えるワクチンの悩みに回答していった同番組。

送られてきた悩みの中には妊娠中、あるいは授乳中の女性からのものもあり、「妊娠12週目まではワクチン接種を避ける」という厚生労働省からの発表を引用して丁寧に回答していきました。

大吉さんは「3万5000人って言われても…ということなんでしょうね」と、各製薬会社が行った調査結果があっても不安を抱く人は存在すると指摘。

そして、ガンを患いインフルエンザの予防接種でも体調を崩した経験から「コロナに罹るのもワクチンを接種するのも怖い」という女性視聴者の、「打たない人がいるのは納得できない」、「打てばお得なんだから、さっさと打てばいいのに」と、周囲の同調圧力に対する悩みには「ワクチンって任意のものなんですよね」とコメント。

続けて、「だから打つ、打たないは個人の判断なので打つ人が『なんで打たないの?』って言うのも違うし、打たない人が『なんであなた打つの?』というのもこれ絶対違うんですよね」と、個人の意見を周囲に押し付ける行為は「間違っている」と主張しました。

ワクチンを接種しない選択があってもいいと、悩みに答えた大吉さん。

その後、鈴木菜穂子アナウンサーが「わたしたちもそう言った声をお届けしながら、今後も『あさイチ』では新型コロナに関してお伝えしていきたいと思います」と特集を締め括っていました。

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ワクチンハラスメントへの持論に拍手喝采

周囲から新型コロナワクチン接種へ圧力じみた言葉をかけられている女性の悩みに、「絶対違う」と回答した博多大吉さん。

すると番組を観ていた視聴者が大吉さんのコメントに次々と反応を示し、

「大吉先生、さすが」

「未知のワクチンにみんな不安になるんだろうけど、お互いの意思や事情を尊重しましょうよ」

「絶対打てという輩、打ったら死ぬとか抜かす輩がいるけどそれぞれ事情があるんだから黙っとけと思うよね」

などと、接種する人、接種しない人にどちらにも配慮した言葉に賛辞が多数送られました。

「大吉さんはこれまでもコロナの話題に対して慎重にコメントをしてきました。先月にはコロナに感染した人へも『コロナになっちゃったと、周りに申し訳ないと思わなくてもいいので、あまりそんなこと考えずゆっくりしてください』とコメントして称賛を浴びていました」(芸能ライター)

以前から新型コロナの話題に対して慎重なコメントを発信してきた大吉さん。

コロナ禍で殺伐とした空気がはびこるからこそ、誰一人として不快にさせない言葉を選択できる大吉さんのような存在がテレビメディアには必要なのかもしれません。

(文:有馬翔平)