画像:時事
新型コロナウィルスの流行下でも気軽にできる仕事について特集した11日の「あさイチ」(NHK総合)。
しかし、その放送内容に視聴者からクレームが殺到する事態に。
「時代遅れ」と怒りの声が上がった、その放送内容とは一体?
NHK「あさイチ」、仕事探し特集にクレーム殺到…視聴者「時代遅れ」とガチギレ
10日、女性をメインターゲットにした就職情報を特集した「あさイチ」(NHK総合)が大炎上しています。
「役に立つwitコロナの仕事探し」という企画で進行したこの日、新型コロナウィルスの影響で打撃を受けた飲食店や観光業など女性が多い業種だとして、40、50代の女性でも気軽に働くことのできる仕事が紹介されました。
しかし、特集された仕事は正社員として雇用ではなく単発で報酬の安価なもの、保証のないフリーランスとして働くというものばかり。
さらに、「女性はパソコン操作が苦手」などの偏見に満ちた文言が飛び出したことで視聴者の怒りが頂点に。
「段々腹立ってきたわ。女性は安い仕事しかできないのか」
「結局、女性は使い捨ての労働力でしかないってことだよね」
「NHKがこんな労働搾取を推進するような内容を放送するのはどうなんだ。チャンネル変えるわ」
「家事している女性を安く買いたたくような印象」
などと、批判が殺到しました。
また、男性の職探しについても触れる場面で「正社員の話をします」とコメントがあり、「女性は非正規雇用しかなれないのか」と火に油を注ぐ結果に。
「あさイチ」、スタジオにクレームが…「決めつけていませんか?」
一方的なバイアスのかかった放送で女性視聴者の怒りを買った「あさイチ」。
番組終盤にはスタジオに視聴者からのクレームが直接寄せられることに。
「家事は女性がするものなど、働き方を決めつけていませんか?」
スタジオで紹介された怒りのFAX。
これに「NHKは女性の働き方を決めつけてはいません」と、故意的に偏った放送内容にしたことを否定。
ただそれでも視聴者の怒りは収まることはなく、番組放送終了後も「モヤモヤする」と否定的な意見がネット上に溢れました。
(文:有馬翔平)