文:有馬翔平

TBS『グッとラック!』、夫源病の特集に「不公平」と批判殺到…「ネーミングどうにかしろ」

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画像:時事通信フォト

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16日に放送された「グッとラック!」(TBS系列)。

同番組で現在急増している「夫源病」が紹介されました。

しかし、その放送内容に視聴者から「不平等だ」との声が。

視聴者が眉をひそめた、そのワケとは?

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TBS「グッとラック!」、病気の特集に「不公平」と批判殺到…視聴者「不快」と激怒したワケ

16日午前に放送された「グッとラック!」(TBS系列)。

この日、同番組で現在急増している「夫源病」が紹介されました。

夫源病とは字のごとく、既婚女性が夫の行動や発言で生じたストレスにより体調に異変をきたす病のこと。

新型コロナウィルスによるテレワークの増加で、普段は仕事に出かける夫が在宅になり、ここ数ヶ月で発症する人が増えているのだそう。

長引くと心筋梗塞など命に関わる事態になる可能性があるようですが、「夫源病」が紹介されると目くじらを立てる視聴者が。

「ただの自律神経失調症に『夫源病』?」

「そのネーミングセンスどうにかしろよ!」

視聴者の怒りを買った理由、それは夫だけに原因があるかのような病名が「不平等」だということ。

今回、放送では実際に夫源病にかかった女性は登場、夫がオーディオスピーカーから流す音楽を聴いているうちに夫源病を発症した経緯についても、「自分勝手」だという批判が上がったのです。

 

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「夫源病」の反対はある?

夫源病というネーミングが「不平等」とされましたが、ではその反対はあるのでしょうか。

そもそも、夫源病というものが誕生したのは2011年、医師である石蔵文信氏の提唱で誕生しました。

当時、「団塊の世代」と呼ばれる年代が定年退職を迎える年齢にさしかかり、高齢者夫婦の離婚が増加したことにより「熟年離婚」というものが社会問題になっていました。

「夫源病」はその最中に誕生したのです。

今回批判の原因になった夫源病と対をなす病気「妻源病」も存在しています。

妻源病も夫源病同様に、妻の発言、行動によるストレスを原因とするもので、夫源病が提唱されたころから増加傾向にあるのだそう。

「グッとラック!」は自宅にいる主婦向けの番組、視聴者層に配慮した結果、批判が巻き起こってしまったのでしょう。

(文:有馬翔平)