文:有馬翔平

ロンブー田村淳、メディアが報じない問題に切り込む!視聴者も「ぶち込んだ…」とざわつく事態に

田村淳

画像:時事

先月末にアメリカのスポーツ用品メーカー「NIKE」が公開したCMが、SNSで賛否を呼んだことを特集した8日の「グッとラック!」(TBS系)。

その放送中、番組コメンテーターのロンドンブーツ1号2号・田村淳さんが日本のメディアがあまり報じてこなかった問題を口に。

「言っちゃたよ」と視聴者の注目を集めた、淳さんの発言とは一体?

スポンサーリンク

ロンブー田村淳、メディアが報じない問題に踏み込む!視聴者ざわつく「ぶち込んだ…」

8日、SNSで賛否を起こしたアメリカのスポーツ用品メーカー「NIKE」のCMについて議論を交わした「グッとラック!」(TBS系)で、番組コメンテーターのロンドンブーツ1号2号・田村淳さんの発言に注目が集まりました。

議題に挙がったCMは先月末公開されたもので、日本人、在日コリアン、黒人と日本人のミックスという3人の女子高生が登場、差別やいじめを受ける描写に立ち向かうといった内容が映し出されています。

しかし、このCMが公開されると直後から「素晴らしい」とCMを推す声と、「日本人をバカにしている」という否定てきな声の賛否が巻き起こる事態に。

そして、このCMが紹介されたスタジオでも賛否が巻き起こりましたが、その中で淳さんはCMを制作したNIKEの「二枚舌」状態を指摘したのです。

「僕は差別、いじめをこの世からなくすという想いは素晴らしいと思うけど、差別、いじめはなくならないと思う」、「でもこの動画を観て差別、いじめがあることを議論することが大切」と、動画の内容を評価した淳さん。

「ただ、NIKEがPR動画として公開した時に気になったのは、ウイグルの強制労働防止法案にNIKEが反対するロビー活動をしていたニュースを見た時に、スタンスが2つあってどっちなんだろうと飲み込めないことはあった」と、差別反対を訴える企業が今年9月にアメリカの代議院を通過した法案には反対していたことに言及し、疑問を提示しました。

世界各国が反対を表明している、中国・ウイグル自治区での少数民族に対する強制労働問題。

諸外国と比較するとあまり報道されていない内容に、淳さんが踏み込んだことに、番組を観ていた多くの視聴者が反応を示し、

「やるな!淳!いきなりウイグルの問題に踏み込んできた」

「淳がぶちこんできたぞ!!」

「軽く流されたけど、淳がウイグル問題について話していた。素晴らしい」

「淳のこういう発言があるから『グッとラック!』はおもしろい」

などと、多数の賛辞を受けていました。

 

スポンサーリンク

著名人の間で高まる『ウイグル問題』!あの情報番組のMCも言及

NIKEのCMを巡って賛否が巻き起こっていることについて、ウイグル問題を持ち出し企業のダブルスタンダードを指摘した田村淳さん。

そのことに賛辞が集まりましたがここ最近、芸能界ではウイグル問題を追及する風潮が高まっています。

先日放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)でも、チベット民族の少年が中国国内でその「イケメン」ぶりに人気が高まっていると紹介すると、番組MCの小倉智昭アナウンサーが「中国政府に利用されないか心配。チベットやウイグルの人たちはひどい仕打ちを受けている」と、少年の政治的利用が始まらないか不安を口にする場面が。

諸外国と比べると、日本政府のウイグル問題への対応は「懸念を持って注視する」という発言にとどまっており、出遅れている感が否めないのは正直なところ。

そのため、淳さんや小倉アナのような発言は、メディアが役割を果たす上で貴重な発言なのかもしれません。

(文:有馬翔平)