嵐・二宮和也独立により「嵐」事実上の解散？独立の前例をつくることにより他メンバーの独立待ったなし

24日にファンクラブ向けサイトにて、同日付で旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)から独立、以後は個人で活動していくと発表した俳優で活動休止中の嵐メンバーである二宮和也さん。

俳優としてのポジションを確立している二宮さんですが、嵐の再結成はもはや絶望的なのでしょうか。

二宮さんは、サイト内で「1回目の事務所の会見以降、自分の活動にも多くの影響が起き始め、正直な話、僕も怖くなったし、不安な気持ちにもすごくなり、これからどうしていこうかなと考え始めました」と、先の見えない不安な気持ちを動画内で吐露しました。

二宮さんは中学生の頃に旧ジャニーズ事務所へ入所し、3年後に「嵐」としてデビューし一躍人気者になる順風満帆のアイドル人生。

人生の半分以上をジャニーズ事務所とともに過ごしている中で、俳優としてもメキメキと頭角を現し、その存在感から既に確固とした地位を築いている人物でもあります。

一方で、2019年に元フリーアナウンサーだった女性と結婚して一家の大黒柱であることから、ネットには

《妻子がいると不安になるのは分かる》

《正直な気持ちだと思う》

《独立そのものは簡単でも、その決断までは色々大変だったのでは》

《賢明な判断》

などと共感し、理解を示す書き込みが多数寄せられました。

今後、「嵐」としての活動は絶望的！？

24日深夜に「事務所からの独立」という爆弾を投下した二宮さん。

同事務所に所属していながらも、アイドル活動より俳優としての活動が主立っていた岡田准一さんの独立に続く形となりましたが、岡田さんと二宮さんの決定的な違いはグループの所属があるか否かで、二宮さんは「嵐」のメンバーです。

現在、その活動は無期限休止中ですが、二宮さんは「僕は明日からも嵐です。この先ずっと僕は嵐がある以上は嵐なので、それはもう安心していただきたいです」と、グループからの脱退を否定。

続けて「再開するときはメンバーとして活動する」、「個人の仕事は個人で、嵐の仕事はこれまで通り嵐として選択したところで活動していきたい」と明言し、ファンは安堵したに違いありません。

これからも「嵐」のメンバーであり続けると強調したことから、旧ジャニーズ事務所と袂を分かつことになったわけではなく、あくまで自身の活動の幅を狭めることなくこれからも仕事に邁進していくための前向きな決断なのでしょう。

「嵐」は2010年〜2014年まで『NHK紅白歌合戦』で5年連続白組の司会を務めるという国民的グループであったことから、その社会的影響力は絶大。

ヒット曲も多く、再結成の暁には歌唱披露を望む声も当然ながら強くあるわけで、性加害を黙認してきた罪深き会社は以前のように頑なな態度はとれるはずがありません。

二宮さんの「独立」は「退所」であり、旧ジャニーズ事務所とエージェント契約を結ばなかったことになりますが、それでもグループ活動が許されるというのはとても画期的なこと。

曲の権利など、水面下では乗り越えなければならない壁がたくさんあるものの、活躍する舞台ではある程度の自由が認められるという前例は、現在、旧ジャニーズ事務所に残っているメンバーに一筋の光をもたらし、今後ますます退所者が続くのかもしれませんが、希望のあるニュースとなったのではないでしょうか。

（文：Quick Timez編集部）