22日に放送された「水曜日のダウンタウン」（TBS系列）。
この日同番組では違法アップロードに関する説が放送されましたが、その画面の様子に視聴者から賛否が寄せられています。
また、有機ELテレビを持っている視聴者からは焼き付きを心配する声も寄せられています。
水ダウ、違法アップロード対策でTV画面を小さくして放送し賛否
22日に放送された「水曜部のダウンタウン」（TBS系列）。
同番組ではこの日、違法アップロードに関する説が放送され、画面の見辛さに視聴者から賛否の声が寄せられています。
今回の企画の説明のためにプレゼンターとして登場した小籔千豊さんは「今、テレビ業界が抱えている問題何かわかりますか？それは違法アップロードです。」と説明。
「水曜日のダウンタウン、ガバガバでございます。」などと昨今テレビ業界が抱える問題について明かしていました。
YouTubeやTikTokなどに違法でアップロードされている同番組の動画。
とりわけYouTubeなどでは画面を小さくしたり、背景に関係のない枠をつけるなどして運営側に自動的に削除されることを未然に防ぐ加工がされています。
これを受け小籔さんは「オンエアー冒頭からよくある画面風でお届けしております。はなからこのサイズにしたら、オンエアーがこのサイズになりますので、これをさらに違法アップロードしようと思ったらさらに1/3くらい小さくしないとダメになるので…」と実際のオンエアーの画面が違法アップロード風になっていると釈明。
TV画面では1/3ほどのサイズで放送されていましたが、この小ささにネット上からは
《水ダウにはめちゃくちゃ申し訳ないけど、今回の回が違法アップロードされてバカ小さい画面になってるとこ見たすぎる》
《水ダウおもろ笑違法アップロードの画面やん笑》
《TBSの水ダウ、画面がおかしくない？わざとか？チャンネル変えちゃおう、見にくい》
《めっちゃ見づらいからチャンネル変えた。企画なんだろうけど、普通に見にくいわ》
《水ダウの画面放送事故かと思ったw》
《水ダウいい加減に画面サイズ戻してくれないかな？ほんまに見づらいねんけど》
などと、賛否両論の意見が寄せられていました。
有機ELやプラズマテレビの視聴者、水ダウ画面に「焼き付きそう」との声
画面が小さく見にくいという意見がる一方で、「水ダウの画面がうちのテレビに焼き付きそう」、「画面焼き付くからテレビ消した」などと別の弊害を心配する声も。
ディスプレイに同じ画面を表示し続けることで、その画面がいつまでも残像のように残り続けてしうまう現象のことを「焼き付き」といいます。
有機ELディスプレイと液晶ディスプレイでは画面の光を表示する仕組みが異なり、前者の場合は素子が自ら発光するため1層構造ですみ、湾曲などが可能という特徴がある一方、後者は3層構造でガラスフィルターなどを通して光が発せられます。
有機ELディスプレイは軽くて薄いものの衝撃には弱く、さらに長時間同じものを表示し続けるとその表示したものが残像として画面に残る「焼き付き」が発生するのもデメリットとして挙げられます。
例えば、朝の情報番組で天気や時刻がずっと画面上に表示されている場合、その残像が焼き付くことがあり、そうした場合にはスクリーンセーバー機能で防止したり、各メーカーによって装備されているパネルのノイズをクリアする機能を使用するなどの対策が必要です。
「水曜日のダウンタウン」では違法アップロード風に画面の中央に猫のキャラクターが居続けていましたが、有機ELディスプレイやプラズマテレビでは焼き付きのリスクがあったことは否めません。
違法アップロードはもちろん犯罪ですが、それをなんとか阻止しようと企画をした今回の放送は視聴者にとっても斬新な企画となったようです。
（文：服部慎一）
