文:服部慎一

兼近大樹、芸能界を引退か?昔の不祥事への対応に疑問の声も

兼近大樹
画像:時事

お笑いコンビ・EXITの兼近大樹さんが窮地に立たされています。

ことの発端は、現在世間を賑わせている広域強盗事件の指示役とみられる「ルフィ」と呼ばれる容疑者と接点があったことで、この騒動には芸能界からは擁護する意見が多発。

一方、兼近大樹さんは引退した方が良いという視聴者の意見もあり、賛否両論の議論が巻き起こっています。

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兼近大樹のプロフィール

名前:兼近 大樹(かねちか だいき)

生年月日:1991年5月11日

出身:北海道札幌市北区

血液型:O型

身長:172 cm

体重:60 kg

兼近大樹、お笑い芸人。お笑いコンビ・EXITのボケ担当。

吉本興業のお笑い養成所「NSC東京校」の19期生で、同期には8.6秒バズーカーや、宮下草薙、フワちゃんらがいる。

EXITはりんたろー。と共に、ネオ渋谷系のチャラい漫才を展開しており、お笑い第7世代の中心核として、若い世代を中心に人気のコンビ。

2019年には、吉本男前ランキングで1位を獲得するなどルックスも抜群で、女性を中心に熱狂的なファンがいるのも特徴。

詳しくはこちら→EXIT・兼近大樹「セクハラDM来ますよ」女性ファンからの『いやらしい自撮り画像』に困惑

なお、ファンの総称はコンビ名からジッターと呼ばれている。

2022年には、24時間テレビ「愛は地球を救う」(日本テレビ系列)にチャリティーランナーとして出演をしたほか、2023年には「WBC」における「Prime Video」(Amazon)でのメインMCに抜擢されている。

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田村淳&松本人志、兼近大樹の騒動をめぐり私見を述べる

6日に放送された「ワイドナショー」(フジテレビ系列)。

同番組に出演をしたロンドンブーツ1号2号の田村淳さんが、EXITの兼近大樹さんをめぐる問題に私見を述べました。

全国各地で相次ぐ一連の広域強盗事件に関連して、指示役とされる「ルフィ」と呼ばれる容疑者と過去に接点があったことを公表している兼近さん。

自身のYouTubeチャンネルではライブ配信を行い、騒動について視聴者に釈明をしていました。

詳しくはこちら→兼近大樹、いじめ問題を否定も被害者から告発が!壮絶な生い立ちとは?

同番組でもこの日、一連の騒動を特集。

淳さんは「兼近自身が昔、今の容疑者との接点があったことを認めてるし、だからと言ってそこからの10年はそれぞれの生き方、兼近は兼近の生きる道で全く違う」と、コメント。

「過去に接点があるっていうことは認めているし、その接点があったことも自分が背負って何か言われることも受け止めますと言っている。兼近の行動で示していくというのは、僕は見守りたいなと思います。」と、見守る姿勢を明らかにしていました。

加えて淳さんは「見守るっていうと擁護しているっていう人いると思うけど、見守るは擁護でもなくて、兼近がこの先悪いことをしたらその場で言えると思うんですよ。僕は客観的に見ていきたいなと思います。応援もしたいと思います。」と、言及。

ダウンタウンの松本人志さんも「庇っているんじゃないくて、10年以上前に関係断ち切ったやつがその先どんな犯罪を犯そうが、知るかよって話なんですけどね。彼を責めている人に聞きたいのは兼近はどうすればよかったのか。『不可避じゃんかこれ』って思うんですよね。クレームつけている人にスポンサーやテレビ局は惑わされないでほしいなって思いますね。」と、私見を述べていました。

田村淳、兼近大樹を擁護も疑問の声

一方、2021年には兼近さんと同じく〝過去の不祥事〟が問題視され、同年に開催された東京五輪の開会式で作曲を担当していた小山田圭吾さんが辞任をするという問題も。

小山田さんの事件に関してはこちらから→小山田圭吾、過去の障害者いじめの内容が壮絶すぎる!過去のインタビュー記事が大炎上

この小山田さんの問題に淳さんは自身のYouTubeチャンネル内で「もう、小山田さんがやったということはとても許されることではないというのは、みなさんとも共通認識であろうかと思います。過去にイジメということで多くのメディアで取り上げられていますが、僕はこの件に関して…イジメという言葉で本質がぼやけてしまうような気がするんですが、小山田さんがやっていたというのは、過去のことではありますけども、イジメというものを通り越していて、犯罪行為だと思います。」と、バッサリ。

「僕は今後、イジメという問題がこの先も社会の問題として何度となく、ニュースで取り上げられると思うのですが、僕はイジメという言葉を使わないようにしようと思います。イジメという言葉では、もう片付けてはいけないかなと思います。」」と、持論を展開していました。

「どういう罪で、どういう償いをしなければいけないのかっていうことを、小学校であろうが中学校であろうが、高校であろうがイジメという問題に対しては、罪の名前で呼んでいこうと思います。傷害なのか暴行なのか。こういうことを進めていかないと、またこのイジメという問題自体を取り上げて、本質的に何がそこで行われていたのかということにはなかなか到達しないので、僕はこの先イジメという言葉は、自分が何か情報番組でコメントを求められた際にも、ことあるごとに言っていきたいなと思います。」とした淳さん。

「今回、小山田さんが過去にやった犯罪を何年か経ってこうやって明るにみになってしまった時に、これは誰がどうやって裁くのかということが非常に問題だなと思っています。」と、過去の問題はどこまで追求すべきかも述べていました。

兼近大樹さんをめぐっては、ルフィと呼ばれる指示役との接点の他に、イジメ問題も取り沙汰されている方。

また、2013年には自身のTwitterで「よく女の子の腕の骨へし折ってたなー てへへ」などと、傷害をほのめかす投稿もしています。

この投稿に兼近さん自身は「ヤバいヤンキー大喜利返し」と釈明をしていますが、小山田さんの事件は過去のことであっても「許されるべきではない」という淳さんの見解を参考にすれば、兼近さんの言動も許されるべきではないでしょう。

ちなみに兼近さんは、小山田さんのイジメ問題に関して下記の記事の通りコメントを残しています。

EXIT兼近、小山田圭吾イジメ騒動を非難もネットの声には疑問「何をしてほしいのか」

小山田さんも兼近さん同様、謝罪文を発表しており「非難されて当然であると真摯に受け止める」などとしており、兼近さんの対応となんら変わりありません。

しかしながら、小山田さんに対しては「許されるべきではない」とし、兼近さんに対しては「僕は見守りたい」と明言を避けた淳さんに対してネット上からは、

《小山田圭吾を徹底的に叩いていた時とは打って変わって甘々なコメントである。 身内にだけはとことん甘いんだなぁ。》

《ほんまキモイわ!身内ひいきが横行してんの異常やで!TOKIOを見習え》

《どっちも犯罪やんけ!》

などと、矛盾を指摘するコメントが寄せられています。

兼近大樹、芸能界を引退か?ネット上では厳しい声

過去のことであっても、自身をめぐる様々な事案が問題視されている兼近大樹さん。

ネット上からは、

《EXIT兼近さっさと引退しろよ》

《兼近、芸能界から引退しろよ》

《ダウンタウン松っちゃんがEXIT兼近を応援してるけど、ワイは早く引退してほしい。TOKIO山口がなんで引退したか?たった1人でも、画面越しにフラッシュバックして気分が悪くなる被害者がいることを自覚してほしい》

《兼近は引退してほしい 更生することは大事だけどメディアに出るべき人間ではない》

などと、引退を望むという厳しい声も寄せられています。

芸能界をめぐっては、コンプライアンスが厳しいと言われており、これまでの不祥事を起こした芸能人が数多く引退や活動自粛に追い込まれています。

2018年4月、女子高生に対して強制わいせつを行った容疑で書類送検され、ジャニーズ事務所から無期限謹慎処分を受けた元TOKIOの山口達也さんですが、被害者への配慮や社会的影響力を踏まえ、芸能界引退にまで追い込まれています。

また、いわゆる闇営業問題では元・雨上がり決死隊の宮迫博之さんも事実上芸能界を引退しておりますし、2011年には島田紳助さんも暴力団関係者との交際の発覚を理由に、芸能界を引退しています。

過去の不祥事をめぐっては、2022年に俳優の香川照之さんが銀座の高級クラブで対応した女性店員への性加害が報道されると、レギュラー番組を全て降板し、活動自粛を余儀なくされています。

詳しくはこちら→香川照之、銀座高級クラブのママへの性加害を「THE TIME,」生出演で釈明か?

過去の出来事ではありますが、兼近さんが許されるのであれば香川さんや山口さん、宮迫さんらも許されて然るべきです。

しかし、いまだに地上波のTV番組へ復帰できないのには、視聴者からのイメージの低下もそうですが、何より不快に思う被害者がいるということが原因なのでしょう。

過去ではなく、今の自分がどのような言動をしているか評価してほしいと懇願している兼近大樹さん。

被害者に目を向けるのであれば、芸能界の引退ではなくともTV出演の自粛などをし、見たい人だけが見に行ける舞台などを中心に活動した方がよさそうです。

(文:服部慎一)