文:服部慎一

兼近大樹、いじめ問題を否定も被害者から告発が!壮絶な生い立ちとは?

兼近大樹
画像:時事

1日、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を実施したEXITの兼近大樹さん。

自身をめぐる過去のいじめ問題について言及をしました。

兼近さんのいじめ問題や、生い立ちなどはどのようなものだったのでしょうか。

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兼近大樹のプロフィール

名前:兼近 大樹(かねちか だいき)

生年月日:1991年5月11日

出身:北海道札幌市北区

血液型:O型

身長:172 cm

体重:60 kg

兼近大樹、お笑い芸人。お笑いコンビ・EXITのボケ担当。

吉本興業のお笑い養成所「NSC東京校」の19期生で、同期には8.6秒バズーカーや、宮下草薙、フワちゃんらがいる。

EXITはりんたろー。と共に、ネオ渋谷系のチャラい漫才を展開しており、お笑い第7世代の中心核として、若い世代を中心に人気のコンビ。

2019年には、吉本男前ランキングで1位を獲得するなどルックスも抜群で、女性を中心に熱狂的なファンがいるのも特徴。

詳しくはこちら→EXIT・兼近大樹「セクハラDM来ますよ」女性ファンからの『いやらしい自撮り画像』に困惑

なお、ファンの総称はコンビ名からジッターと呼ばれている。

2022年には、24時間テレビ「愛は地球を救う」(日本テレビ系列)にチャリティーランナーとして出演をしたほか、2023年には「WBC」における「Prime Video」(Amazon)でのメインMCに抜擢されている。

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兼近大樹、過去のいじめ問題に言及「いじめはしていません」

1日、自身のYouTubeチャンネルでライブ配信を行ったEXITの兼近大樹さん。

自身をめぐるいじめ騒動や強盗、未成年売春あっ旋疑惑について見解を述べました。

ライブ配信冒頭、兼近さんは視聴者から寄せられた質問に答える形でいじめ問題に言及。

「いじめ、してません!」と断言した上で、「僕を嫌いだから俺にダメージを与えるために、いじめの噂を書いている人もいると思いますが、していません。でも、してなかったらいいじゃんっていう問題でもないんですよね。」と、自身の見解を述べていました。

「確かに、僕の小学校のクラスではなかったんですけど、隣のクラスではありましたし、いじめをしていなかったじゃなくて、見ないようにしていたっていうのが正しいです。」と、訂正をした兼近さん。

「だから俺はいじめをしていなかったって言いたくないんですよ。」と、これまでいじめ騒動について明言を避けてきた理由を述べた上で、「俺が直接女の人を殴って、自殺に追い込んだみたいな噂が出ているんですけどそれは小説の中の話で、あくまで俺が今まで生きてきて、色んなものから取り入れてインスパイアされて物語に落とし込んだだけで、俺が、いじめをめちゃくちゃしましたみたいなのは一切ありません。それは嘘です。」と、断言していました。

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兼親大樹、いじめられた被害者からのコメントが!イベント出演のキャンセルなどの余波も

いじめ問題についてキッパリと「していない」と否定をした兼近大樹さん。

一方で、ライブ配信中には「兼近さんにいじめられていた」と名乗る視聴者からのコメントもありました。

このコメントを読み上げると兼近さんは「だとしたら俺は、その方に今すぐ連絡を取りたいし、そうやって言ってる方にもしたどり着けたら、僕に連絡欲しいです」と、言及。

「もし、僕がいまだに怖かったりするのであれば、弁護費用もお支払いしますし、なんとかしたいです。もしその方が事実なのであればですけど…。」と、明かしていました。

いじめは「していない」としながらも、いじめ被害者がいるかのようなやり取りに、ライブ配信を見ていた視聴者からは、

《兼近さん、矛盾した発言ばかりしてると、事務所の意向で「過去のいじめについては無かったことにしろ」と言われたのだと捉えられても仕方ないよ。》

《違和感あるな〜》

《いじめしてないって言ってるのに、被害者いるってどういうことや?》

など、矛盾をしているのではないかという指摘も相次いでいます。

兼近さんをめぐっては、1日の19時30分から都内で開始予定だったYSL(イヴ・サンローラン)のイベント「SPECIAL TALK SHOW WITH EXIT」に出席をする予定でしたが、このイベントが諸般の事情によりキャンセルするという事態も。

YouTubeのライブ配信中には同イベントがキャンセルになった理由について聞かれた兼近さんは「知らないですよ」とした上で、「ここでゴチャゴチャ言いたくないですが、あえて言うなら批判がくるからじゃないですかね?分からないです」と、弁明をしていました。

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兼近大樹、生い立ちが壮絶?いじめ騒動の発端となった小説の内容とは?

いじめ問題の発端となったのは、兼近大樹さんが2021年10月に発売をした「むき出し」という小説のなかのフレーズによるものです。

そして、その小説のスクリーンショットが出回り、あたかも兼近さんが下記のようないじめをしていたと勘違いされた結果、少女を自殺に追い込んだというイメージがついて回ったのです。

▼「むきだし」の内容

小学校低学年の頃、えみりちゃんという女の子をイジメていた。

イジメなんてダセェと言い始めたのはいつからか忘れたけど、してはいけないと感じる前の俺は、当り前のように弱い者をイジメていた。

小学生が思い付く悪口の殆どを浴びせた。

暴力もだ。殴る度に「ヤベー手が呪われた!」と言って、他の人を触り、呪いを拭う遊びをした。

俺の記憶の中では、誰に守られることもなく、その子は転校した。

親の都合と言っていたが、イジメが原因だと今ならわかる。

高学年になった頃、えみりちゃんは、転校先で死んだ。

肉を喉に詰まらせたからだと先生が説明した。

俺は、笑った。なぁ? みんなも面白いだろ? と周りを見渡し笑った。

「あんな汚ねぇやつ死んでくれて平和になるよ!」と言って笑った。

それから中学に上がり、斉藤の小学校で、凄絶なイジメが原因で死んだ子がいたと聞き、よく聞くとそれは、えみりちゃんだった。

俺が殺したも当然。

引っ越さなければ、イジメがなければ、俺がいなければ、彼女は生きていたかも知れない。

その話を知った数日後、部屋の片付けをしている時に、小学校2年生の頃の作文が出てきた。

えみりちゃんの作文があったので、読んだ。

弟が可愛い、大切にしたい、と書いていたのを鮮明に覚えている。

小学校2年生で、自分より誰かを思う。

嫌な汗が噴き出し、俺は、作文を破り捨てた。視界に入らないように、誰にも見られないように、この優しい女の子を、俺が殺したとバレないように。

そして、今の今まで、記憶から無くしていた。不都合だからだ。

(※「むきだし」から引用)

決してこの文章が事実を書いているわけではなく、いろいろな文献や情報からインスパイアされて兼近さんは執筆をしているため、事実とは異なります。

YouTubeのライブ配信内で兼近さんは「詳しくは小説に書いているので見てください」などと宣伝をしており、「本の宣伝じゃねーか」というコメントには「本の収益は全額寄付しています」と反論をしています。

兼近さんは、壮絶な生い立ちの持ち主で、中学の時に両親が離婚し、お姉さんと兼近さん、妹さんの3人は母親に引き取られました。

お兄さんは父親に引き取られましたが、 兼近さんは妹の学費を稼ぐなど仕事を優先して定時制の高校を中退しています。

また、未成年の2011年に売春防止法違反容疑で逮捕された過去もあるほか、現在、全国的に発生している強盗事件の主犯格である〝ルフィ〟と呼ばれる男については「過去に知り合いだったのは事実」と、知り合いであることを認める発言をしています。

自身のライブ配信内でも「犯罪に手を染めることが救いだと思ってた」と、間違った価値観で生活をしており、そこから表舞台に出る覚悟を決めて芸人となった兼近大樹さん。

今後、どのような対応をするのでしょうか。

(文:服部慎一)