画像:時事通信フォト
13日に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京系列)。
お笑い芸人のティモンディが出演しました。
前田さんからの質問で、オードリー・若林さんがかつて感じた弱音をこぼすシーンがあるなど、見応えのある放送回となりました。
オードリー若林、ティモンディ前田からの質問にお笑いをやめようと思った過去を明かす
13日に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京系列)。
お笑い芸人のティモンディが出演しました。
ティモンディというと、ボケの高岸宏行さんの熱血でどこまでも前向きで圧倒的な個性に注目が集まりがち。
この日の放送でも、前田さんは「僕が話しているのにカメラで映し出されているのは高岸」など、影の存在であることを少し哀愁を漂わせて語ります。
前田さんは「支えるのが自身の役割」と自覚があり、裏方に徹していても、それがなかったことにされるため、徐々に健全な精神状態ではなくなってきていることを、笑いを交えながら話します。
しかしそこは高岸さんが楽しんでいることと、春日さんが持ちネタを「やり回している」姿に辛うじて希望を抱いているといいます。
しかし、お笑い芸人として目標を1つずつクリアし、夢が叶った後はどのようにモチベーションを維持しているのかと若林さんへ質問すると、若林さんは武道館での単独ライブを終え「燃え尽き症候群」のようになったようで、「正直(お笑いやめても)いいかなと思った」と1ヶ月くらい悶々としていた過去を語り、スタジオはしんみり。
ただ若林さんは、「野心はある」とまだまだ売れていきたいとの抱負を語り、スタジオの笑いを誘っていました。
ティモンディの面白さは前田裕太の支えなくしてはありえない
ティモンディはお2人とも野球の名門・済美高校の野球部でレギュラーの座を掴むなど、いわば野球のエリートでしたが野球を続けても明るい未来はないであろうことから、お笑い芸人をめざします。
お笑い芸人のサンドウィッチマンに影響を受け、お笑いで応援するというスタンスをとるも。なかなか芽が出ない中、アイディア勝負の斬新的な企画を連発するクレイジーながらも業界視聴率の高い「ゴットタン」(テレビ東京系列)に呼ばれたところ、注目を浴びるようになったそう。
「あちこちオードリー」と「ゴットタン」両番組のテレビプロデューサーの佐久間宣行さんは、若手芸人の中でヤバい芸人がいるとしてティモンディの名前が挙がっており、実際に会ったところ本当にやばかったので、一か八か出演させてみようと、キャスティングは賭けだったと番組内でコメントします。
番組内では、共演した東京五輪日本女子アマチュアボクシング金メダリストの入江聖奈選手のボクシング指導が、まるで長嶋茂雄監督のように感覚的であることが明かされます。
それを前田さんが上手に高岸さんへバトンを渡すところなどもしっかりと放送し、高岸さんが光るのは前田さんの支えがあることが全面的に伝わってきた今回。
番組プロデューサーの佐久間さんも、収録を編集するうちに前田さんの報われない苦労とその影の実力を肌で感じたのでしょう。
オードリーとの絡みで、素晴らしい化学反応を起こしたティモンディ。
前田さんの面白さが世に広まる日も遠くはないでしょう。
(文:Quick Timez編集部)