画像:AFP=時事
13日に東京ドームで開催された格闘技イベント「RIZIN.28」。
男性プロ総合格闘家の朝倉未來さんが出場したものの、まさかの失神でストップ負けを喫しました。
三角締めで組み付かれ、必至の抵抗も虚しく逃れられず失神したことに対し、視聴者からは危険だったという書き込みが大量に寄せられました。
一体、どのような試合内容だったのでしょうか。
朝倉未来、『RIZIN』でのまさかの失神KO負けに視聴者絶叫「危なかった」
13日に東京ドームで開催された格闘技イベント「RIZIN.28」。
男性プロ総合格闘家の朝倉未來さんが対注目の大トリで、日系ブラジル人のクレベル・コイケさんと対戦。
第1ラウンドでは短いパンチを繰り出しながら、じわりと距離を詰めるなど攻めのスタイルが有利だった朝倉選手でしたが、第2ラウンドになると風向きは一転。
クレベル選手はローキックで朝倉選手をコーナーへ追いつめ、テイクダウンを奪ってから三角締めで一気に瞬殺します。
朝倉選手はタップをせず、腕がだらんと伸びたためにクレベル選手が失神の確認をし、審判が試合をストップ。
まさかのKO負けに呆然とした表情の朝倉選手でしたが、視聴者からは
《うわーーー放送事故やーーー》
《こんなしょうもない意地カッコ良くも何ともないぞ。タップしろよ。あわや放送事故。死にたいんか?》
《一歩間違えたら朝倉未来も死ぬし、相手の方も家族養いたい一心で来たのに罪悪感と共に生きていかなければならなくなる。危ないよ、マジで。》
《朝倉未来が失神した姿が地上波で流れたと考えると、とんでもない事が起きたんやな。》
《失神KO負けで「タップしないのカッコイイ」みたいな意見多いけど、失神って滅茶苦茶危ない状態だからね。下手すると障害残る。これで総合の試合でタップしないのが正義みたいな風潮できて欲しくない。》
《対戦相手のことも自分のことも考えたらタップする時はしたほうがええんちゃうかなぁ》
《負けを認めたら潔く自らハラキリ(タップ)するのが侍だと思う…》
など、三角締めされた時点でタップしなかった行為に、危険だったという書き込みが大量に寄せられました。
「柔術界の鬼神」クレベルに破れた朝倉未来の今後は?
今回、クレベル選手に三角締めで失神負けを喫した朝倉選手。
地上波で朝倉選手が失神した姿が放送されたことで、一歩間違えると死亡事故になってもおかしくない状態だったことから、心配のあまり負けを認めるタップしなかったことに批判が殺到しました。
もちろんタップをしないことは最良の選択ではない、危険であるという考え方に異論はありません。
しかし、三角締めは頸動脈に見事に入るとタップする前に落ちることもあります。
アスリートとして勝負への強い執念はどの試合を見ても感じることですが、朝倉選手もまた勝利への凄まじい気持ちをもって試合に臨み、最後まで決して屈することなく諦めない精神あるいは意地のようなものゆえにタップしなかったとも考えられます。
気持ちの強さがタップをしなかったことに表れていたのだとするならば、それを私たちがどうこういうことは野暮かもしれません。
それほどまでにクレベル選手の寝技が神憑った強さだったことを物語った今回の試合。
朝倉選手は試合後に、自身のインスタグラムを更新して現役続行を表明しています。
自身の敗因を追求しまた厳しい練習に耐えて、何事にも屈しない強い意志で再びリングに上がることを選び、勝ち越す姿を見せてほしいものです。
(文:Quick Timez編集部)