画像:時事
未成年の女性が性虐待に巻き込まれていく過程を撮影したドキュメンタリー映画「SNS-少女たちの10日間-」。
チェコで公開された同作を30日の「あさイチ」(NHK総合)が特集すると、成人男性が少女に興味を持つ生々しい映像に出演者らがドン引き。
すると、MCの博多大吉さんの一言に視聴者から称賛の声が。
『あさイチ』、児童虐待ドキュメンタリーに出演者らドン引き「鳥肌が…」
30日、チェコで撮影されたドキュメンタリー映画「SNS-少女たちの10日間-」を特集した「あさイチ」(NHK総合)。
その映画の内容に出演者らが顔をしかめるシーンがありました。
チェコで撮影されたドキュメンタリー映画「SNS-少女たちの10日間-」は、13歳くらいの少女に扮した女優がSNSでアカウントを開設、その後どのような人物からアプローチがあるのか10日間観察したもの。
するとアカウント作成後、時間を置かずに50人以上の成人男性からコンタクトが。
しかし特集では冒頭部分しか紹介できなかったことについて、博多大吉さんが「この後衝撃の展開なんですよ。でも朝の番組なんでここまでですけど」と諸事情のため紹介できなかったことを陳謝。
ただ、冒頭部分でも成人男性から多くのコンタクトがあった事実に、鈴木菜穂子アナウンサーは「ドキュメンタリー映画としてはすごい面白いんですけど、12、13歳の子たちと連絡を取ってこようとする男性がこんなにいて、その言葉だったり行動が言葉悪いですけど鳥肌が立つような感じで」とドン引き。
さらに、この日のゲストだった作家・林真理子氏も「娘を持つ身としては、怖いなって…」と絶句、「男性が成人女性と平等な関係を持てなくなって、自分より立場の弱い子に興味を持つということは社会としてあるじゃないですか。それをSNSが拍車かけてると思うとゾッとしますね」とSNSの悪影響に警鐘を鳴らしました。
博多大吉、成人男性をけん制「マジで説教ですよ!」
SNSを介して女子児童が性的虐待事件に巻き込まれる過程を撮影したドキュメンタリー映画の特集に、出演者らの表情が固まった30日の「あさイチ」。
最終的に10日間で2400人以上もの成人男性が不適切な目的でコンタクトを取ってきたことが補足されると、「どう考えてもおかしいもんね」と博多大吉さんは性的目的でコンタクトする成人男性の存在を批判。
「僕が12,13歳の子に友達になろうって言うのは不自然ですもんね」と男性アナウンサーがコメントすると、「不自然どころかマジで大説教だよ。もしそんなことしたら」と声を荒げました。
すると、大吉さんのコメントに番組を観ていた視聴者が反応。
「映画『SNS少女たちの10日間』大吉さんが『大説教です!』と言ってくれたのが良かった。」
「おじさんがやっと怖い!気持ち悪い!をわかってくれる時代になった。私が少女の頃はそんな感覚持ってはいけなかった」
などと称賛の声が。
年々増加しているSNSを介した未成年の性的暴行事件。
加害者側の行動をけん制する大吉さんのようなコメントも、事件増加に歯止めをかけるためには必要なことなのかもしれません。
(文:有馬翔平)