画像:時事
菅義偉首相の長男による総務省高級官僚接待問題で、接待を受けた一人である山田真貴子内閣広報官が入院、辞職した昨日。
総務省のほか、農林水産省の官僚も接待を受けたことが今国会で議論されたことを2日の「とくダネ!」(フジテレビ系)が取り上げると、番組コメンテーターのメイプル超合金・カズレーザーさんが持論を述べました。
カズレーザー、官僚接待問題でメディアの報道に疑問
2日、今国会で議論の的となっている農林水産省、総務省の高級官僚接待事件を取り上げた「とくダネ!」(フジテレビ系)で、各省の官僚の処分について番組コメンテーターのメイプル超合金・カズレーザーさんが持論を述べました。
総務省の高級官僚に交じって接待を受けていたと報道され、昨日辞任を発表した山田真貴子内閣広報官。
山田広報官のほか、一昨年アキタフーズ元代表からの現金受領をした、吉川貴盛前農林水産相と同席したとされる枝元真徹事務次官の処分を伝えた内容に、カズレーザーさんはその処分の「差」に注目しました。
「枝元さん、事務次官なので懲戒規定はあると思うんですけど今回、1ヶ月1割の給与カット処分…ただ政策に関わる官僚のトップなのでこういう方は残って、山田さんは辞任を求められる。なんかその処分の基準がフワフワしてる」と、枝元事務次官と山田広報官の処分に首を傾げました。
さらにカズレーザーさんは吉川前農水相が受け取った金額と比較した上で、「あと議員さんは1千万の報酬なのに、自分は2万円の接待じゃないですか。そんな割に合わないことってあるのかなって」と、官僚の接待が少額であることを主張。
「官僚の接待ってあまりにも少額というか…みんな高い店なんていくらでも知ってるじゃないですか」と、加熱する報道に異論を唱え、「それくらいで、輝かしいキャリアを棒に振るものなのかなって、官僚ってそういうものなのかなって一連の報道で思いますね」と、官僚接待問題の扱われ方に疑問を呈しました。
官僚叩き報道へ釘を刺す一言に賛否
今国会で議論の的となっている農林水産省、総務省の官僚接待問題に対し、処分の差が浮き彫りになった事実や加熱する報道に疑問を投げかけたカズレーザーさん。
するとカズレーザーさんの持論に対し、番組を観ていた視聴者からは様々な意見が。
「7万円くらいでかわいそう、他に高いところもある…自助努力している民間企業ならまだしも、たかだか官僚になんでそこまでしてやる必要があるの?経費使えてもいやだわ」
「そもそも金額の問題か?高いとか低いとかではなく、総理の近親者から接待を受けていた事実がマズいんじゃないの?」
と、カズレーザーさんの意見に疑問を抱く声がある一方、
「カズレーザー、マジで有能だな。かゆいところに手が届くと言うか、欲しいコメントをズバっと言ってくれる」
「ほんとカズレーザーと同意見。たった7万円」
「『一連の報道を観てると7万円以上の店もある』異常な報道に釘を刺すカズレーザー。それが一般的な見方だよね」
などと、賛同する声もありました。
日を追うごとに報道が過熱していく、高級官僚の接待問題。
しかし、どこか木を見て森を見ずという状況に陥りつつあるところもあるのかもしれません。
(文:有馬翔平)