文:有馬翔平

神田愛花、橋本聖子氏のセクハラ疑惑をフォロー…視聴者反発「ご都合主義すぎる」「うっすいコメント」

橋本聖子

画像:時事

先日、森喜朗氏の辞任に伴って東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の新会長に就任した橋本聖子氏。

過去、男子フィギュアスケート選手にセクハラをした疑惑が再燃する中、番組コメンテーターのフリーアナウンサー・神田愛花さんが橋本氏の就任に持論を述べました。

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神田愛花、橋本聖子セクハラ疑惑に『セカンドチャンス』論

22日、森氏の後任として新会長に就任した橋本聖子氏を特集した「グッとラック!」(TBS系)で、番組コメンテーターのフリーアナウンサー・神田愛花さんが橋本氏の過去のスキャンダルについて持論を述べました。

先週、失言が相次いだ森氏の後任として会長に就任した橋本氏。

しかし就任と同時に、橋本氏が7年前に男子フィギュアスケート選手にキスをしたセクハラ疑惑が再燃し、就任会見でも駆け付けた記者らによって追及されたのでした。

「深く反省しています」と会見で改めて謝罪の言葉を述べた橋本氏に対し、神田さんは「海外の情報を見てみたんですけど」と橋本氏のセクハラ疑惑がどのように海外に取り上げられているのかということに注目。

そして、神田さんは「アメリカの反応を見てみると、犯罪を犯した方とか麻薬に手を染めた方にセカンドチャンスを与えるという意識が浸透している」と、アメリカ文化について前置きして「アメリカだけで見たら、7年前にしてしまった、犯罪でもないのでそんなに重要視されていない」と橋本氏の報道について紹介しました。

しかし、橋本氏のセクハラ疑惑に「問題はない」と裁定を下した神田さんの持論に対し、橋下徹氏が反論。

橋下氏は「どうも納得がいかない」として、「森さんの発言と橋本さんがやった行動、どっちが問題なのかと言われたら橋本新会長の方が問題なんじゃないですか?」と神田さんへ疑問をぶつけ、「森さんの発言が一発アウトだという人がいるんだったら、橋本新会長の話も本当は許されない話なのに、そこに不公平感をすごく感じる」と主張したのでした。

「謝れば許す派」と立場の上で橋下氏が感じた不公平感に対し、神田さんは「私は感じたのは森さんは『今』したことで、責任を取るべきということ」、「橋本新会長は7年前の話で、セカンドチャンスで考えると森さんもセカンドチャンスがあると思う」と、スキャンダルが発生した時期について言及しました。

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「そこまで問題になってない」発言に視聴者反発

橋本聖子氏のセクハラ疑惑について、セカンドチャンスというアメリカの文化を持ち出し「そこまで問題ではない」と持論を述べた神田愛花さん。

すると神田さんのコメントに、番組を観ていた視聴者からは反発が相次ぎました。

「神田さん、うっすいうっすいコメントで何も響いてない」

「これ完全に橋下さんの言ってることが正しいだろ。やってることは同じ、むしろ橋本聖子の方が犯罪スレスレと思われる中で森アウト、橋本セーフとなることに違和感を覚えてしまう」

「じゃあ7年前に森さんが女性にキスしてたらどうだったの?そんなことしたらその後に大臣まで上り詰められないし、大会の会長にもなれるわけないでしょう。この時点で男女の間には差があるよ」

「男女差別はいけないとしつつ、神田さんの発言は矛盾だらけなんだよな」

「こういうダブルスタンダードの本質には差別があると思う」

「森さんにセカンドチャンス…森さん80歳超えてるけどセカンドチャンスがあるから突き放すのは酷なのでは?」

「ここで厳しくしないと、やっぱ女性は女性に甘いみたいな意識を生んでしまうのでは?」

「あんなに森さんの時ギャーギャー叩いておいて、橋本さんのスキャンダルには過去のことだから…ってご都合主義すぎる」

などと、厳しい言葉が。

森喜朗氏の発言を手厳しく批判していた神田さん。

セクハラ疑惑には言及せず、セカンドチャンスと論点を切り替えたコメントに視聴者は違和感を覚えたようです。

(文:有馬翔平)