画像:時事通信フォト
今月初め、度重なる失言によって巻き起こったバッシングにより会長職辞任に決意した森喜朗氏の後任人事について、特集を行った16日の「スッキリ」(日本テレビ系)。
後任人事の選出が難航していることについて専門家が言及すると、番組コメンテーターのフリーアナウンサー・高橋真麻さんが持論を述べました。
高橋真麻、新会長への批判を懸念
16日、先日女性蔑視と取られる趣旨の発言で五輪組織委員会の会長を辞任した森喜朗氏の後任人事についてスポットをあてた「スッキリ」(日本テレビ系)。
元JOC参事・春日良一氏の解説のもと会長候補者の顔触れに、番組コメンテーターの高橋真麻さんが理想の会長像を述べました。
「女性は競争意識が強い」という発言をJOCの臨時評議会で発信し、批判を受けた森氏。
先週末に態度を一転させ会長職から退くことを発表、すると後任と有力視されていた川淵三郎氏が就任を見送られ後任人事は一時空白に。
新会長選出は本日に選考基準が決定。
明日にでも候補者3名が絞れらて新会長が内定するとも言われていますが、森氏の辞任が「性差別」という批判から始まったことから新会長には早くも「しっかりリードしていける方」と期待が高まっています。
この日、新会長候補にJOC会長・山下泰裕氏やスポーツ庁長官・室伏広治氏などほか、高橋尚子氏や小谷実可子氏など五輪組織に所属している女性アスリート名前が挙がっていることを紹介した同番組。
スタジオに出演した春日氏から新会長の資質として「どういった人がいいのかということよりも、オリンピックをちゃんとやっていく人を探すことになると思います」と説明されると、作家・岸田奈美氏は「SNSで発信する側も『一緒に成功させていこう』という熱意がないとキツイと思います」とコメント。
するとこの岸田氏のコメントに「一丸となってみんなが会長をサポートしていかないと、森さんが抜けた穴を埋めるのは大変だと思う」と追従した高橋さん。
「開催するとして、もし無観客にするならばチケット代はどこが補填するのか、感染対策はどうするのか決めないといけないことがたくさんある」とさらに問題点を指摘。
「一部心無いマスメディアとかネットの人たちが無責任に叩くことがないように」と言及し、「みんなが一丸となる必要があると思います」と自身の考えを述べました。
ブーメラン発言に怒りの声…「今さらいい子ぶりやがって!」
森喜朗氏の後任人事選出に対して、「マスメディアやネットユーザーが叩いてはいけない」と配慮を訴えた高橋真麻さん。
森氏を巡る騒動で注目を浴びた「ネットリンチ」、「メディアリンチ」に言及する発言でしたが、番組を観ていた視聴者からは反発が殺到。
「え?高橋真麻も森さんのこと叩いてたよね?」
「叩くのをやめてってどの口が言うの?森さん辞任に追い込んだのはアンタらじゃん。いつもそう。もうほっといてやれよ」
「高橋真麻も足を引っ張った一人だったよね。今さらいい子ぶりやがって!自分の主張は一貫しようよ」
「え…無責任に批判してたの自分じゃん」
「心無いマスコミって言ってたけど、もろアンタやん」
「高橋真麻が手のひらクルクル返してて笑うしかなかったww」
などと高橋さんの態度の翻り方に厳しいコメントが多数寄せられました。
「高橋さんは森氏の謝罪会見後『バイキングMORE』で『もうダメじゃんと思ってしまった』となどと会見の態度を批判していました。しかし当時、今問題になっている『発言切り取り報道』や4日経過しても取り上げる番組の構成について一切言及していませんでした。それにもかかわらず森氏の批判を扇動したことをメディアやネットユーザーの責任に転嫁したことで反感を買ったのでしょう」(芸能ライター)
森氏の騒動に対して態度を一変させている各情報番組の出演者ら。
自己を省みない限り、再びこのような問題は再燃し続けるのでしょう。
(文:有馬翔平)