画像:時事
先週に相次いで失言を口にして国内外から批判が高まっていた森喜朗氏が、東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を退任することを速報で伝えた11日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)。
森氏の辞任に伴い、改めてスタジオで五輪開催の時期について議論が交わされると、番組MCの坂上忍さんが天敵である弁護士・北村晴男氏と激しい舌戦を繰り広げる事態に発展しました。
坂上忍、北村晴男弁護士に噛みつく
11日、先週失言を連発し国内外から批判が高まっていた森喜朗氏が東京オリンピック・パラリンピック組織委員会会長を辞任する意向であることを「バイキングMORE」(フジテレビ系)が速報で取り上げ、オリンピック・パラリンピックの開催時期について議論を行いました。
すると、番組MCの坂上忍さんが弁護士・北村晴男氏と三度の舌戦を繰り広げることに。
「女性は競争意識が強い」という趣旨の発言を口にして、女性蔑視と国内外からの批判が高まっていた森氏。
謝罪会見を行い失言を撤回したものの批判が続き、ついにIOCも「不適切な発言」と態度を一変させた状況に同日、明日12日に会長職から退くことが判明したのでした。
後任に日本サッカー協会会長・川淵三郎氏が就任することを明らかになったことを同番組が伝えると、話題は改めて噴出しているオリンピック・パラリンピック開催の時期へ。
「100%やるべきだと思ってます」と今年中の開催する意思を明らかにした北村氏、「外国からの観客はシャットアウトでしょう」と来日した観客は動員できないとしつつ「プロ野球ではクラスター発生していません。そういう知見を踏まえればできないはずがないと思います」と、プロ野球での観客動員した実例を持ち出し国内に住んでいる人でのみの観客動員を指摘。
そして「精神的にアスリートの方々にものすごくお世話になっている。今回やらないと言うのはあまりにも身勝手だと思いますよ」と、中止にするのは失礼と主張したのでした。
するとこの北村氏の主張に坂上さんが「アスリートの方々へ『申し訳ない』というのは再延期派、中止派の中でも大前提」と開催する理由にならないと反論。
これに北村氏が「思ってるだけじゃダメですよ」と応酬すると激しく口論に発展。
「彼らがどれだけ頑張ってきたと思ってるんですか?彼らに活躍できる場を与えてください」と北村氏が主張すれば、坂上さんも「それは北村さんの考え」「『思ってるだけじゃダメ』というのは乱暴なんじゃないの?」と負けじと持論をぶつけました。
その後、元JOC参事の春日良一氏が仲裁に入ると「北村さんさっきみたいにガーってくるのどうなんですか?この年齢で」と告げ口した坂上さん。
しかし「私もそういうところありますからね」と春日氏に返されると、スタジオは笑いに包まれていました。
『坂上VS北村』再発も坂上完敗
五輪開催時期を巡って口論に発展した坂上忍さんと北村晴男氏。
政府の分科会会長・尾身茂氏の意見で対立した以来の両氏による口論でしたが、番組を観ていた視聴者は坂上さんに「敗北」と見た様子で、
「自分で発言しといて何キレてるの?本当に失礼な奴だな」
「逆ギレとかしょーもない」
「北村さんの意見に賛成です。坂上はそもそも北村氏に意見できる立場にない。これがMCのすることか?」
「じゃあなんで北村弁護士に振ったんだよっておもうけどね。いちいち腹立つな~」
「もうコメンテーター呼ばずに1人でやれや!本当に不愉快な番組!」
「北村弁護士に同情するわ。こんなヒステリーなヤツに毎回絡まれて」
などと批判が殺到しました。
何度もこれまでぶつかっている坂上さんと北村氏。
いつまで経っても北村氏に歯が立たない様子の坂上さんですが、いつの日か一矢報いることはできるのでしょうか。
(文:有馬翔平)