文:有馬翔平

古市憲寿、学校の合唱中止を「そこまでして歌いたいんですね」と痛烈批判…賛否両論が巻き起こる事態に

古市憲寿

画像:時事通信フォト

新型コロナウィルス感染拡大を受けて、これから行われることが多くなる卒業式の校歌斉唱に影響与えていると伝えた20日の「とくダネ!」(フジテレビ系)。

するとその放送中、番組コメンテーターである社会学者・古市憲寿さんが卒業式での合唱について持論を述べました。

その古市さんのコメントに視聴者からは賛否が。

「バカにしている」、「誰もが合唱を好きなわけじゃない」と様々なコメントが入り乱れる事態に発展しています。

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古市憲寿、卒業式の合唱をバッサリ否定「どっちもどっち…」

20日、新型コロナウィルス感染拡大が、これから行われることが多くなる学校の卒業式に影響を与えていることを伝えた「とくダネ!」(フジテレビ系)で、番組コメンテーターである社会学者・古市憲寿さんが持論を述べました。

現在、新型コロナウィルス感染を予防するために学校では鍵盤ハーモニカやリコーダー、合唱など音楽の授業に関係するものが中止になっているとSNSの声を紹介した同番組。

昨年には練習によってクラスターが発生した合唱行事の現状について、都内の学校が設立する合唱部をインタビューすると、口の周辺をスッポリと覆うマスクに加えて生徒同士の距離を取るなどの対策が採られていました。

合唱部部員はインタビューに対して定期演奏会を「今年は対策を立ててやりたい」と意気込みを語りましたが、一方で卒業式になると合唱部のように前後左右の間隔を取ることが困難なことから国歌・校歌斉唱はテープを代用して済ませることがすでに決定。

また、新型コロナの影響は学校の合唱部だけでなくプロの合唱団にも及んでおり、練習の際には飛沫を飛ばさないように「母音だけで発音」、「ハミング」で練習するという不自由さを強いられていることも明らかに。

すると、ここまで声楽界の影響に耳を傾けていた古市さんが突然口を開き、「そこまでして歌いたいんですね」とポツリ。

さらに、「歌いたい人が歌えないのは残念というのはわかる」、「卒業式は歌いたくないのに歌わされている人もいるわけじゃないですか。毎年、歌いたくない子が歌わされているのに、今年は逆に歌いたい子が歌えない状況」、「どっちもどっち。今年歌いたい子が歌えないのはある意味仕方がないと思う」と持論を述べたのです。

そして番組MCの小倉智昭アナウンサーを「小倉さんも卒業式はみんなで歌わなくてもいいと思ってますよね?」と巻き込むと、小倉アナは反論。

「こういう時期だから歌わなくてもいいんじゃないですか、音を流せばいいんじゃないですかということ」と、タイミングという点で古市さんとは考えが違うことを主張していました。

 

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古市憲寿「そこまでして歌いたいんですね」合唱批判に視聴者賛否…「発言に気をつけろ」

新型コロナウィルス感染拡大の影響で卒業式の国家・校歌斉唱をテープにする対応を、「仕方がない」とコメントした古市憲寿さん。

すると古市さんの発言に、番組を観ていた視聴者から「合唱したい人がいる」、「発言に気をつけろ」、「ムッとした」と批判が上がった一方、支持する声も。

「嫌いなアーティストの歌が課題曲になって、娘が『合唱やりたくない』とごねていたことを思い出しました」

「いいぞ!合唱に参加したくない人もいる!」

「当事者からしたらそんなことは言ってられないと思うけど、やりたい人がやれない年でもいいということに納得」

「そもそも合唱ってそんなに必要?苦痛でしかなかったわ」

「なぜ合唱を強制させることに問題がいかないのだろうか」

などと、古市さんのコメントに理解を示す意見が集まりました。

声楽界に広がった新型コロナの影響に対し、合唱の是非を訴えた古市さん。

放送としては的外れだったのかもしれませんが、学校教育で合唱を組み入れることは別問題として議論が必要なのでしょう。

(文:有馬翔平)