画像:時事
新型コロナウィルス感染が昨年11月から拡大を続けている広島県。
県内で確認された感染者のおよそ3分の2が広島市内に住む住民だったことから、広島市民80万人を対象にPCR検査を行うことを18日の「スッキリ」(日本テレビ系)が伝え、番組MCの加藤浩次さんが持論を述べました。
しかし、視聴者はその放送中に映ったVTRの映像に騒然。
一体どのようなものだったのでしょうか。
加藤浩次、峰宗太郎の大規模PCR検査『効果ナシ』に納得
18日、新型コロナウィルス感染が昨年11月から急増した広島県で、広島市民80万人を対象にPCR検査が行われること「スッキリ」(日本テレビ系)が伝え、番組MCの加藤浩次さんが持論を展開しました。
昨年11月から感染者が急増した広島県、しかし先週には感染者の一時的に減少したことから緊急事態宣言の「準宣言」地域から外れることに。
ただ、対象地域から外れたものの広島県は新たな感染対策として、県内感染者の大半を占める広島市のうち中区、東区、西区、南区に住む住民へPCR検査を実施することを発表。
しかし住民から「すばらしいこと」と好感触の声があがる一方、県医師会からは「保健所の業務が圧迫される」との懸念が上がったのでした。
するとこの広島県の取り組みにリモート出演した医学博士・峰宗太郎氏は「症状のある方を拾い上げて隔離、治療を行うのが効果的」、「検査の優先度が下がる、充足されなくなるという弊害が出ると困る」と、大規模なPCR検査は効率を逆に悪くすると警鐘を鳴らしました。
重ねて、峰氏は事前の医師の診断がPCR検査の感度(正しく判定できる割合)を上昇させるとし、無作為にPCR検査を行った場合、感度が下がり偽陰性、偽陽性が増加する可能性を指摘。
またPCR検査拡充を訴える層に対し「不安から来るもの」と理解を示し、「接触を減らす努力をする。これが一番大切ですね」と感染を防止する有効な対策に言及しました。
峰氏が解説したPCR検査実施意義についてここまで耳を傾けていた加藤さん。
「やっぱそこの基本的なところに戻るんですね」と納得した表情を浮かべ、「間違っちゃいけない。検査前の診断として陽性になるかも可能性が高い人を重点的にどれだけできるかがポイント」、「意識を高めること。それが峰先生の話を聞いて、我々が心に留めないことですね」と峰氏の指摘を反芻しました。
「スッキリ」、VTR中にあのタレントが極秘出演?
先週広島県が発表した、広島市民を対象とした80万人のPCR検査について専門家の解説を放送した18日の「スッキリ」。
加藤浩次さんもその内容に納得し「意識を高くしなければならない」と気を引き締めましたが、その放送の裏側では騒然とする事態が起きていたのだそう。
「番組が広島市民にPCR検査について街頭インタビューを行った映像を流していた時でした。その中で一人の中年男性が取材に応じたのですが、その姿がタレントの有吉弘行さんにソックリだと意見が集まったのです」(芸能ライター)
放送の中で登場したマスク姿の男性、しかしその姿が有吉さんにあまりにも似ていたためSNSでも話題沸騰。
「有吉!?なんでいるの!」
「ちょっと待って!有吉さんがいる!」
「有吉にクソ似てるwwwインタビューしたの広島だし本人か?」
「もしかして有吉さんのお兄さんとか…ここまで似ていると親戚なのは間違いないだろ」
「広島って有吉さんみたいな男性が多いのかな?広島顔って言うの??」
「有吉は双子だった?」
「モノマネ番組のスタッフさん!この人探してください!」
などとコメントが殺到、「スッキリ」と検索すると「有吉」とサジェストされるまでになりました。
PCR検査の意義を専門家を招き、解説を受けた「スッキリ」。
しかし、有吉さんに似ている一般市民に話題を持っていかれてしまったようです。
(文:有馬翔平)