画像:時事
新型コロナウィルス新規感染者増加に歯止めがきないことから昨夜、首都圏1都3県に再発令された緊急事態宣言について取り上げた8日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)。
しかしその放送中、番組MCの坂上忍さんと弁護士・北村晴男氏が、分科会諮問委員会会長・尾身茂氏の発言を巡って火花を散らすことに。
しかし、坂上さんの取った「対北村戦法」に視聴者からは非難の声が。
「卑怯だ」、「情けない」などと批判が殺到することとなった、坂上さんの口調とは一体どのようなものだったのでしょうか。
坂上忍、尾身茂氏の「1ヶ月で可能」発言を巡って北村晴男弁護士と火花バチバチ!
8日、新型コロナウィルス新規感染者増加の状況に再発令された緊急事態宣言を取り上げた「バイキングMORE」(フジテレビ系)で、番組MCの坂上忍さんと弁護士・北村晴男氏が火花を散らすシーンがありました。
昨夜、感染が拡大している首都圏1都3県を対象に、来月7日まで発令された緊急事態宣言。
放送では昨夜会見を開いた菅義偉首相の言葉と共に、分科会諮問委員会会長・尾身茂氏の言葉にも焦点が当てられ、今週5日に「1ヶ月でステージ3相当に持っていくのは厳しい」と示していた見解が「しっかりと頑張れば1ヶ月でもステージ3に行くことは可能」と覆ったことに対し、坂上さんは首をひねったのです。
さらに、スタジオのコメンテーターからも尾身氏の発言の整合性に疑問が噴出すると、北村氏が「尾身会長について非難するのは正直やめていただきたい」と待ったをかけ、「尾身会長は、専門家の立場で政府に緊急事態宣言を出すよう働きかけていた。結果として発することとなった。加えて1ヶ月延長しようと織り込んで4つのお願いを出した。尾身会長は政治家ではない」と尾身氏には決定権がないと反論。
すると、北村氏の発言を坂上さんが「申し訳ないけど」と不満をにじませた声で遮り、「あの立場にいる方が公でメッセージを責任ある立場で放って、それに対して自分の考えを言うというのは単純に非難しているわけではない」と反論。
「僕が分科会に疑問を抱き続けてきたのは、尾身会長が公で発言される度に、政府よりの発言をしていたにもかかわらず、感染状況がひっ迫してくると政府から離れていく発言をしている。それが国民を戸惑わせているのではないか」と、端から政府の顔色をうかがった発言をするのではなく専門家として発言をするべきだったと主張したのです。
しかし、尾身氏擁護のスタンスを崩さない北村氏は「結論出たものついて、結論が出た以上その中で最大の努力をするのが尾身会長のスタンスだと思う。だから結論が出る前にご自分で言ったことと、結論が出た後でその範囲内でズレがあることは仕方がないことじゃないですか」と、政府が決定して政策の中で最善を尽くすことが尾身氏の役割であることを声高に叫びました。
坂上忍、北村晴男氏と第2ラウンド突入…『対北村戦法』に視聴者「何様だよ」と怒りの声
分科会諮問員会会長・尾身茂氏の発言を巡って北村晴男氏と対立した坂上忍さん。
一旦は進行アシスタントの伊藤利尋アナウンサーが割って入ったものの、その後再び激しい舌戦が繰り広げられることに。
「非難してるわけじゃないです。そこははき違えないでくださいね」と北村氏を挑発した坂上さん。
しかしこの言葉に「尾身会長は政治家じゃない。粉骨砕身頑張っているのはわかるけど…」と北村氏の反論を「この有事の状況で分科会というものを背負って立つのであれば公人に等しい。言葉の重みを考えたら、尾身さんの影響があるかって言ったら下手したら総理以上ですよ今」と遮る行動を見せたのでした。
さらにその後も北村氏に発言させないよう、声を被せて自分の主張を行っていく坂上さん。
最終的に、「北村さんに言われたら言い返せる人ほとんどいないんだよ。そんな怖い顔して!」と身体的な特徴を揶揄し議論が脱線する事態に。
すると、進行が有耶無耶になった事実に番組を観ていた視聴者からは、坂上さんへ呆れた声が続出。
「まただよ。もうこの茶番も見飽きたよ」
「バイキング放送事故じゃねーか。」
「バイキング坂上と北村弁護士が放送事故レベルで喧嘩してる。」
「マジで坂上何様なんだよ。政治も知らない一般人が尾身会長の悪口言って、それを北村弁護士から注意されただけじゃないか。それを恫喝するとはどういうことなんだ」
「坂上見てるとマジで不愉快。北村弁護士を茶化して終わりとか何なの?」
「坂上、後日『北村さんとバトっちゃってさ』とかまた言いそうだな。前回は伊藤アナに助けてもらって、今回は言葉を遮り恫喝するだけ。こいつとまともな議論なんてできないよ」
「北村弁護士の話もっと聞きたかったのに…坂上は永遠に黙ってろ」
などと、批判が殺到し炎上する事態に陥りました。
昨年の特措法改正をめぐり、北村氏と舌戦を繰り返してきた坂上さん。
しかし、そんな光景も視聴者はそろそろ見飽きはじめているそうです。
(文:有馬翔平)