文:有馬翔平

フジ『バイキング』、ドラッグストアの状況放送に視聴者激怒「買い占めろと煽っているのか?」

フジテレビ

画像:時事通信フォト

新型コロナウィルス新規感染者増加に歯止めがきかない首都圏1都3県に対し、再発令された緊急事態宣言。

本日より施行になった緊急事態宣言について取り上げた8日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)で、スーパーマーケットの状況を映すシーンがありました。

しかしその映像に視聴者からは怒りの声が。

「不安を煽るな」、「マスコミの罪は大きい」などと批判が殺到することとなった、同番組が「放送した映像とは一体どのようなものだったのでしょうか。

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フジ「バイキング」、緊急事態宣言再発令の首都圏にインタビュー敢行

8日、本日より首都圏1都3県に対し再発令となった緊急事態宣言について取り上げた「バイキングMORE」(フジテレビ系)。

番組冒頭では、緊急事態宣言初日となった首都圏の街中がどのように変化したのか、各業種にインタビューを行って回った様子が放送されました。

はじめに、今回の緊急事態宣言で最も影響を受けると見られている飲食業が登場し、仕切り板の設置のほか、非接触型の接客を心がけるなど感染対策を十分に行っていても時短営業に応じる有名ラーメン店や、来店から会計まで全て人と接触しないシステムを導入した回転寿司チェーンなどが紹介。

また、多大な影響を受ける業界の一方、テレワーク推進によって仕事部屋を貸し出すことを生業にしている業者は利用者が増加、コロナ禍と比較しても3倍以上に伸びているのだそう。

さらに同番組は、昨年4月に客が殺到して混乱が見られたスーパーマーケット、ドラッグストアにもついても報道。

スーパーマーケットはすでに仕入れを増やして対応している様子を伝えたものの、ドラッグストアの一部ではトイレットペーパーの完売が見られることを視聴者の投稿から報じ、経済産業省の「マスク、トイレットペーパー、飲料水は充分に確保されている」という言葉とともに、「買い占め」に走らないよう注意を促しました。

 

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フジ「バイキング」、ドラッグストアの状況放送に視聴者激怒…「買い占めろと煽っているのか?」

緊急事態宣言が再発令された首都圏の様子を放送した8日の「バイキングMORE」。

飲食業ほか、スーパーマーケットやドラッグストアの状況を伝え、買い占めは行わないよう呼びかけましたが、番組を観ていた視聴者からは怒りの声が。

「本当に酷い番組!!空の棚を放送したら無暗に不安を煽るだけだとわからないのかな!!」

「一瞬、買い占めが始まってのかと勘違いして調べちゃったよ…マジでふざけんなよ」

「もうわざと買い占めさせようとしてるとしか思えないな。こんな番組は早く終わってほしい」

「だから、空になった棚を映して、買い占めはやめましょうはおかしいんだって」

「おまえらが映さなきゃ、誰も買い占めにはいかないんだよ!!!!」

「これで本当に買い占めが始まったらどう責任を取るつもりなんだ??」

などと批判が殺到しました。

では本当にトイレットペーパーは品薄ではないのでしょうか。

今回、調査を行ってみると首都圏各地では大半のところでトイレットペーパーの在庫は確保されている様子。

そのため経済産業省の言葉通り、落ち着いた行動を取ることが望ましいと思われます。

空の棚の映像を放送した「バイキングMORE」。

緊急事態だからこそテレビが持つ影響力を考慮し、その映像の必要性を吟味しなければならなかったのではないでしょうか。

(文:有馬翔平)