画像:時事通信フォト
先月25日、一般質問でセクシャルマイノリティーを差別する発言を口にした足立区議・白石正輝氏。
世論から非難が相次いでいることを受けて、白石氏が所属する区議自民党は6日、厳重注意に処しました。
しかし、当の白石氏は謝罪を拒否している模様。
その言い分が6日放送の「スッキリ」(日本テレビ系)で紹介されていました。
足立区議・白石正輝、謝罪拒否…「不快でも別に良い」発言に批判再燃する事態に
「L(レズビアン)やG(ゲイ)が法律で守られたら、足立区は滅びてしまう」
先月25日、区議会の一般質問でセクシャルマイノリティー問題を少子化問題と関連付けて、差別的発言を口にした東京・足立区議の白石正輝氏。
この発言がメディアに取り上げられた今週、世論から猛烈なバッシングにさらされ白石氏へ全国から非難の声が相次ぎました。
批判が収まらないことで、白石氏が所属する区議自民党は6日、厳重注意を言い渡したことを明らかにし、「当事者には不快な思いをさせた」と謝罪。
しかし一方で、白石氏本人は「だから何」、「当事者が不快に思っても別に良い」と反発しているのだそう。
この白石氏の態度を受け、SNSを中心に批判の声が再燃し、
「知性の欠片も見えない」
「居直り」
「まさに独善」
などと、有識者からも白石氏の発言を否定する動きが広がっています。
白石正輝、「スッキリ」に出演…笑顔で語った言い分に加藤浩次も呆れ顔
バッシングが再燃している白石正輝氏ですが、「スッキリ」(日本テレビ系)の取材に応えており、その様子が昨日放送されました。
同番組では2年前にも同様の発言をしていた過去を取り上げ、白石氏に真相を直撃。
すると、「(少子化問題に)関連付けたことはない」、「差別したり蔑視したりする考えはない」と主張、あくまでも「子供がいなくてもいい」と意識が芽生えることを危惧した上での発言だったと弁解したのです。
しかし、少子化問題とセクシャルマイノリティーと同時に取り上げ勘違いを起こしたことへ「訂正」を求められると、「今、訂正するという考えはない」、「自分の気持ちの中で間違っている思ってない」と拒否、またあくまでもセクシャルマイノリティーは「例え話」と、笑顔で語りました。
この白石氏の言い分に、スタジオで映像を観ていた極楽とんぼ・加藤浩次さんも、「いくら言ってもわからない」と呆れた様子。
そして加藤さんの言葉通り、身内である区議会自民党から厳重注意を受けても、開き直った態度を取った白石氏。
収拾がつかなくなった事態は、誰がどのように決着をつけるのでしょうか。
(文:有馬翔平)