画像:時事
コロナ禍で密かにブームになりつつある「おうちキャンプ」を特集した、6日放送の「あさイチ」(NHK総合)。
すると、放送冒頭からクレームが大量に発生するハプニングが。
消防職員も乗り出す事態になった、そのワケとは?
NHK「あさイチ」、迷惑行為を堂々放送で悲鳴…「NHKがこんな放送していいの?」クレーム殺到
コロナ禍の外出自粛によって注目を集めつつある「おうちキャンプ」。
6日午前に放送された「あさイチ」(NHK総合)では、この「おうちキャンプ」についての特集を放送しました。
放送では自室で手軽にキャンプ気分を味わうことのできるアイテム紹介したほか、庭先のバーベキューやベランダでキャンプ料理を楽しむ「べランピング」なるものが取り上げられました。
しかし、この自宅でキャンプ気分に浸る方法に視聴者が反発。
「危ないだろ」
「NHKがこんな放送していいの?」
猛バッシングを受けた理由、それは庭先やベランダでバーベキューをすることで近隣住民の迷惑がかかることを視聴者が懸念したため。
ベランダで喫煙することさえ禁止する集合住宅が増える中、今回の放送によってバーベキューなどの行為が増加する可能性を指摘したのです。
同番組は「各マンションの規定を確認してください」と注意分を掲載したものの、「バーベキューしてもいいと勘違いが起きる」と放送終了まで、クレームが殺到する事態に発展しました。
自宅でのバーベキュー…過去には殺人事件も
番組終盤には、消防職員の視聴者から火災になる恐れも指摘、そして注意喚起のFAXも入る事態になった「あさイチ」の放送。
ただ、過去には庭先でのバーベキューで発生した騒音をめぐり、殺人事件が起きたことも。
17年、岐阜県で発生した殺人事件は、戸建て住宅の庭先でバーベキューをしていたところ、隣家に住む男が刃物を持って乱入、一人の男性が犠牲になりました。
あまり表だって報道されなかった件の事件ですが、ネット上では事件の原因であるバーベキューについて大論争が巻き起こり、著名人もコメントを出すにまで至りました。
たとえ禁止されていなくても、十分に近隣の迷惑になり得る自宅でのバーベキュー。
専門の施設で行うほかないのかもしれません。
(文:有馬翔平)