画像:時事通信フォト
3日、自身のブログを更新したフリーアナウンサー・高橋真麻さん。
次期首相候補の一人である岸田文雄氏が投稿した画像が、「時代錯誤」と批判が殺到している記事について言及しました。
「さすが」と読者をうならせた、高橋さんの一言とは?
高橋真麻、岸田文雄への「時代錯誤」批判に物申す!「さすが」と称賛を受けたワケ!
3日、フリーアナウンサー・高橋真麻さんが自身のブログを更新。
前日に賛否が巻き起こって話題になった、次期首相候補の岸田文雄氏がSNSに投稿した画像について言及しました。
「う~ん…」というタイトルで投稿されたブログ。
岸田氏と岸田夫人が写った写真に寄せられた批判に、「人の家庭の写真を見て、自分の価値観を押し付けて批判するのはどうかなぁ」と心境を書きつづりました。
この高橋さんの心境に、読者からは、
「さすがです」
「ほんとこれ、価値観の押し付けもそうだし、一部切り取られた情報で全てを知った気になっちゃアカンよ」
などと、高橋さんに称賛の声が。
ワイドショーにも多数出演し、今回の総裁選の情報に日々携わっている高橋さん。
岸田氏、岸田夫人についても情報を得て「大変だけど幸せそう」とイメージを抱いたことから、先入観にとらわれない見解ができたのかもしれません。
岸田「時代錯誤」批判を起こした記事が炎上…1975年のCMを連想?
そもそも、高橋真麻さんが言及したのは昨日、岸田文雄氏の以下投稿を基に作成された記事が原因でした。
夜のテレビ出演の合間に、地元から上京してきてくれた妻が食事を作ってくれました。
ありがたいです。#岸田文雄 #自民党総裁選 #束の間のひととき #妻の手料理 pic.twitter.com/tWWgML58l2— 岸田文雄 (@kishida230) September 1, 2020
岸田氏が料理を食べる側、岸田夫人が料理を作り、食事風景をそばで見守る側という光景。
これを性別役割分担の固定化だと批判したのです。
今回の批判に似た出来事が、1975年にも起きていました。
75年、ハウス食品が製作したテレビCM「私作る人、ボク食べる人」が婦人団体から猛抗議を受け、放送中止に追い込まれた騒動がありました。
この騒動は、国内初の性別役割に関する抗議活動とも言われており、これを機に性別の意識が高まりを見せていきました。
しかし、似た構図にもかかわらず批判が批判を呼んだ今回。
性別役割分担の意識は、昭和、平成、令和と3つの時代を経て、「様々な性別役割分担の形式があってもいい」という多様性を認めるものに変化しているのでしょう。
(文:有馬翔平)