画像:時事通信フォト
11日に放送された「大吉華丸&千鳥のテッパンいただきます!」(フジテレビ系列)。
同番組に俳優・小関裕太さんが出演するも、なぜか小関さんとは全く関係の内容が放送されました。
あまりにも不自然な放送内容に、「あり得ない」とファンは大激怒。
ファンが激怒した不自然さ、それは今話題のあの「アプリ」に関係することでした。
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フジテレビ、小関裕太に「売国行為」をさせてファンガチギレ…「あり得ない」と批判殺到の放送内容とは?
「大吉華丸&千鳥のテッパンいただきます!」(フジテレビ系列)。
この日、同番組に俳優・小関裕太さんが出演、若い世代に人たちの間で人気のSNS「TikTok」を学ぶという企画が放送されました。
世界でおよそ20億回もダウンロードされているという同アプリ、放送では獲得「いいね」総数7200万回という人気TikTokクリエイターが講師となり、人気の投稿の作り方を小関さんらに伝授。
そして実際に、音楽に合わせた投稿を撮影し、同アプリ内で公開をしました。
この投稿に、「カワイイ」と小関さんのファンは興奮の声を上げましたが、一方で同アプリを使用した放送に違和感を覚えるファンの姿が。
「TikTokって小関くんと関係なくない?何でやらせたの?」
「TikTokを放送するならもっと小関さんについて掘り下げて欲しかった」
と、同番組の放送内容に疑問を抱いた様子でした。
小関さんのファンが疑問を抱いた原因、それは現在置かれているTikTokの社会的な問題にありました。
TikTokとはもともと中国の企業が開発したアプリ。
しかし最近になって、アプリを通じて個人情報が流出しているとしてアメリカ政府が使用を禁止したのです。
アメリカ政府の決定を受けて、日本国内でも使用を制限する動きが加速している現在、その中であえてTikTokについて特集を組んだ放送に視聴者は不自然さを感じたよう。
放送終了後、小関さんのファン以外の視聴者の間でもTikTokを取り上げた内容に、「なぜこのタイミングで?」と違和感を訴える声が続出。
現在もなお、同番組を放送してフジテレビに対して、批判の声が殺到しています。
TikTok使用を取りやめる自治体続々…中国の圧力も明らかに
小関裕太さんにTikTokを体験させた放送で、批判が相次いでいるフジテレビ。
そんなフジテレビが勧めたTikTokですが、国内の自治体の中では公式アカウントを閉鎖する自治体がすでに現われはじめています。
先月にはアメリカ政府の使用禁止を受けて、いち早く埼玉県と神戸市が公式アカウントを閉鎖。
その流れを受けて、広島県も使用の是非を考えていることを明らかにしました。
国内で急加速しているTikTokの使用禁止の流れ、しかしこの流れに危機感を感じたのかアプリの開発元企業のある中国政府から、「日中関係に影響がある」と懸念が伝えられたのだそう。
もはや一市民だけの問題ではなくなろうとしているTikTok使用の是非。
ただ、日本国民の総意はフジテレビが批判されている事実からも明らかな通り、「反対」なのだと思われます。
(文:有馬翔平)