画像:時事
10日、複数人の女性との不倫を理由に芸能活動自粛を明らかにしたアンジャッシュ・渡部建さん。
不倫の事実が公にあると、その妻でタレントの佐々木希さんを心配する声が、多く聞かれました。
そして現在、佐々木さんのTwitterアカウントに注目が集まっています。
注目が集まった理由、それは佐々木さんのTwitter上にあったある「異常」でした。
佐々木希、Twitterのツイート数「0」?渡部建の不倫報道後に「全消し」した噂の真相
10日、芸能活動自粛を表明したアンジャッシュ・渡部建さん。
その原因は、複数人の女性との不倫がスポーツ紙によって公にされたことでした。
不倫の事実が明らかになると、世間からは猛烈なバッシングが巻き起こりましたが、同時に渡部さんの妻でタレントの佐々木希さんの身を案じる声も多く上がりました。
すると、その中で佐々木さんのTwitterアカウントが注目を浴びることに。
佐々木さんのTwitterに注目は集まった理由、それはツイート数、つまり投稿は「0」になっていたということでした。
2012年6月からTwitterを開設している佐々木さん、そのアカウントを確認してみると12日午前の段階でジャスティンビーバーへの「いいね」1つのみの表示以外、何もない状態が確認できました。
この状況に、
「渡部の不倫。佐々木希がツイート全消ししてる……」
「ヘッダー(プロフィール欄の背景画像のこと)も消した?ガチっぽい?」
と、渡部さんの不倫が影響して、投稿を全て消してしまったと指摘する人が続出したのです。
佐々木さんは、本当に不倫報道によって投稿を消してしまったのでしょうか。
2017年、佐々木さんの所属する事務所「トップコート」は、ネットメディアの「Twitterアカウント」への質問にこう回答しています。
「なりすまし被害に阻止するため」
以前から佐々木さんのTwitterをフォローしていたファンは「元々、佐々木希はツイートしてなかった」と言うように、佐々木さんのTwitterアカウントはこれまで一度も情報が発信されていません。
その理由はネット上で横行している、第三者がタレントの名前を騙ってなりすます「インターネット犯罪」を防止するため。
Twitterから情報を発信せずともアカウントを作成しておくだけで、他の「佐々木希」アカウントは偽物であると証明できます。
それが、所属事務所の目的。
ツイート「0」の真相は、ネット犯罪の被害を防ぐためだったのです。
タレントの「なりすまし」鈴木福や津川雅彦も…実害はある?
「なりすまし」被害対策で、Twitterのアカウントを開設している佐々木希さん。
では、そのなりすまし被害によって、実害を受けたタレントはいるのでしょうか。
佐々木さん以外にも、SNSでは芸能人の名前を使ったアカウントが大量に存在しています。
過去には、俳優・鈴木福さんの名前を使い、ロケをしているなどウソの情報が書き込まれたことも。
また、かつて津川雅彦さんも「なりすまし」のアカウントが作成されたことに激怒し、「法的処置」を宣言したことがありました。
なりすましアカウントによってタレントに直接的な被害が出ることはありませんが、多くのなりすましアカウントの目的は、ファンからお金をだまし取る「詐欺行為」。
そのため、直接タレントが詐欺をやっていないにもかかわらず、イメージダウンしてしまうのです。
しかし、「名誉棄損罪」など刑事罰で訴えることもできますが、なりすましアカウントによって受けた「具体的な」損害を算出することも難しく、損害賠償を勝ち取れることはほぼないと思われます。
ツイート「0」でも、アカウントを作成した佐々木希さん。
情報を発信しなくても「とりあえず」開設しておく、これが一番なりすまし犯罪を防止するために有効な手立てなのかもしれません。
(文:有馬翔平)