文:有馬翔平

テレ朝・富川悠太アナ、コロナ感染から復帰も…中途半端な『6月4日』を選んだワケ

富川悠太

画像:時事

4日に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系列)。

この日、今年4月に新型コロナウィルスに感染し、休養していた同局アナウンサー・富川悠太さんが復帰しました。

およそ2ヶ月ぶりに復帰。

しかしなぜ、「6月4日」をテレビ朝日は復帰の日に選んだのでしょうか。

そこにはこの2ヶ月の間で生じた、同番組視聴者の意識に原因が?

スポンサーリンク

富川悠太、2ヶ月ぶりの復帰を果たす…しかし批判の声が再燃

4日夜に放送された「報道ステーション」(テレビ朝日系列)。

この日、新型コロナウィルスに感染し、同番組を休養していたアナウンサー・富川悠太さんが2ヶ月ぶりに復帰を果たしました。

富川さんは、今年4月上旬に体調不良を訴え病院を受診、PCR検査を受けたところ新型コロナウィルスの陽性反応が確認されました。

その後治療に入りましたが、数日前から体調不良を感じていたにもかかわらず番組に出演していたことも明らかになり、視聴者以外からも猛烈なバッシングを浴びることに。

結局、テレビ朝日から5人の新型コロナウィルス感染者を出し、同局を一時封鎖する事態にもなりました。

富川さんは、自身の不注意で引き起こしたことに対して「反省しております」と謝罪。

そして、同局にいまだ届く批判の意見を「真摯に受け止めてまいります」と述べました。

しかし、新型コロナウィルスに感染した前後の行動、さらには休養期間に妻へDVを加えていた報道などイメージダウンの要素が相まった結果、その謝罪にも批判が相次ぐことに。

「感染は仕方がない。しかし、出勤を続けるのはまずいだろう」

「『5人が感染しました』?『5人に感染させてしまいました』だろ!」

「とにかく信頼度は落ちた」

などと、ネット上には厳しい意見が並びました。

今後、木、金曜日を富川さんが担当し、それ以外の平日を同局アナウンサー・小木逸平さんが担当するよう。

 

スポンサーリンク

富川悠太、なぜ中途半端な「6月4日」に復帰したのか?事実上の「降格処分」か?

新型コロナウィルスの感染から復帰した富川悠太さん。

しかしなぜ、テレビ朝日は「6月4日」の木曜日という中途半端な日にちを、復帰の日に選んだのでしょうか。

これまでは月曜日から木曜日までを富川さん、金曜日を小木逸平さんが担当する体制でした。

出演日数だけで見れば、富川さんは復帰以前に比べて半減しています。

その原因は、「人気急落」に可能性が。

上述のように、新型コロナウィルスへの感染の状況、そして家族へのDV疑惑と一気にイメージダウンした富川さん。

富川さんの人気急落の一方で、株を上げ続けたのが小木さんでした。

これまで小木さんは金曜日だけの出演でしたが、堅実なアナウンス力に加えて、富川さんの感染が判明した直後でも落ち着いた雰囲気に、視聴者の好感度がうなぎ登りに。

4日の放送の中でも、

「小木アナの方が良いな……落ち着くわ」

「テレビ朝日は小木アナに、最大の敬意を示すべきでしょ。報道ステーションがあるのは小木アナのおかげ」

と、小木さんを称賛する声があちらこちらで上がっていました。

テレビ朝日は視聴者の声を聴いていたのか、小木さんの出演日数を増加、一方で富川さんの出演日数を減少させる、まさに「昇格」「降格」の対処をしたのではないでしょうか。

新型コロナウィルスに感染したことで信頼を落とした富川さん。

感染したこと自体、批判されることはありませんが、感染前後の行動を反省して再び信頼を勝ち取る意識をしなければならないのかもしれません。

(文:有馬翔平)