18日、歌舞伎役者の市川猿之助さんが自宅で倒れているのが発見され、病院に搬送されるという事件が発生しました。
同時に両親も倒れているのが発見され、母親の死亡が確認されたほか、搬送先の病院で父親である市川段四郎さんの死亡も確認されました。
市川猿之助さんの母親の死因や、遺書に充てられていたというMという人物、どのような罪に問われるかについて迫ってみたいと思います。
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市川猿之助さん、母親の死因は薬物服用?発見時にはすでに死後硬直が始まり…
18日、歌舞伎役者の市川猿之助さんとその両親が自宅で倒れているのが発見され、病院に搬送されるという事件が発生しました。
駆けつけたマネージャーが発見、猿之助さんは意識がもうろうとした状態で病院に搬送されて入院しましたが命に別状はないとのこと。
一方で、その後に両親の死亡が確認されています。
両親は2階のリビングで発見されましたが、発見当時は2人ともパジャマ姿で、首から下には布団が掛けられた状態でした。
母親の延子さんは発見当時、死後硬直が始まっていたのだそうで、2人とも周りに吐しゃ物や吐いた形跡があったことから何らかの薬物が使用されたとみて死因の特定を急いでいます。
母親の死後硬直が始まっていたとなれば、死亡してから一定時間が経過していたこととなり、死後硬直が始まるのはおおよそ2時間前後と言われているため、少なくとも数時間は経過していたことになるでしょう。
また、猿之助さんが首吊りを図ったとみられる部屋からは遺書のような書き置きも発見されています。
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市川猿之助さん、遺書にあったMとはジェシー?過去にはサトウ・マサヤと雑誌で名乗っていた
「文春オンライン」(週刊文春)は18日に、「Mという宛名(※イニシャル。実際には知人と見られる人物の名前)」などと遺書の内容について触れています。
また、遺書の文末には〝たかひこ〟と猿之助さんの本名で署名されており、Mの部分には知人の本名が入ると推測されます。
猿之助さんは最後の親友と語っているのが、人気アイドルグループ・SixTONESに所属をするジェシーさんです。
ジェシーさんは、元々、ルイス・ジェシーという名義で活動をしており、アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれました。
2012年に発売されたジャニーズアイドルを中心に特集される雑誌「Duet」(ホーム社)にて、インタビューを受けたジェシーさんですが、「もしも自分で好きに芸名をつけるなら」という質問に対して「サトウ・マサヤ」と回答しています。
サトウ・マサヤは本名ではないものの、ジェシーさんは「日本人っぽい名前がいいと思って。サトウは母親の旧姓、マサヤは俺のミドルネームだよ。」と明かしています。
これが事実なのであればジェシーさんは「ルイス・マサヤ・ジェシー」となり、イニシャルMはマサヤの可能性も浮上します。
ジェシーさんと猿之助さんは、テレビ朝日系列のテレビドラマ「最初はパー」で共演をしており、今年2月3日に放送された「人志松本の酒のツマミになる話」(フジテレビ)では猿之助さんがその際のエピソードについても語っていました。
お笑い芸人の苦労を描いた作品だっただけに、わざわざディズニーリゾートに出向き、アトラクションの待ち時間にネタ合わせしていたのだとか。
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同作品の共演でのきっかけに、親友と呼ぶほどの仲へと発展しており、遺書に書く名前と言われても不思議ではありません。
市川猿之助さん、罪に問われる可能性は?
市川猿之助さんですが、両親の死因や事件の状況によっては今後、罪に問われるケースも考えられます。
弁護士によれば、下記のような可能性があるのだそう。
- 両親が自殺および、事故であると裁判所が認めた場合→犯罪性なしで無罪
- 両親の自殺の援助をしていた、または心中に同意していた場合→自殺幇助罪(懲役6ヶ月~7年)
- 無理心中(両親の自殺を了承得ずにおこなった場合)→殺人罪(死刑、無期懲役、5年~20年)
- 自分が死のうとした過失があり、両親を巻き込んでしまった→重過失致死(5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金)
両親は亡くなっていますが、猿之助さんの命に別状がなかったことで、これから回復を待って事情聴取などは受けることとなるでしょう。
2番か3番のどちらかの罪に問われる可能性は十分に考えられます。
(文:服部慎一)