文:Quick Timez 編集部

「ドッキリGP」、飼い犬をめぐる高級肉の企画に批判の声「これ動物虐待じゃないの?」

(※画像はイメージです)

27日に放送された「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系列)。

「飼い犬は高級肉を前に絶対3分『待て!』できるか?」という企画で飼い主との絆を計る放送内容で、犬に向かって舌打ちなど不機嫌そうな表情を向けた女児が話題となっています。

いったい、どのような放送内容だったのでしょうか。

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「ドッキリGP」に批判の声「それは脅し」「虐待だよ」

27日に放送された「芸能人が本気で考えた!ドッキリGP」(フジテレビ系列)。

「飼い犬に高級肉を前に絶対3分『待て!』できるか?」と、飼い主との絆を計る企画が放送されました。

応募総数2000を超えたそうで、猛者達9名が出場します。

待てが出来ず、挑戦者達は次々と脱落し、最後に出場したのは9歳の女児。

「私のワンちゃんが一番可愛い」、「今までの犬が失敗してきたのはまだ心と心が通じ合っていないから」、「100%のうち100%の自信がある」と自信たっぷりのようです。

ゴングがなる前に「絶対食べちゃダメだよ」と犬を撫で、ゴングが鳴り、最高級肉を見た途端に舌舐めずりをした犬に、女児は「待て」と笑顔を見せるも、急に表情が変わりイカツイ表情に。

眉間にしわを寄せ、鼻と頬の筋肉をピクピクさせガンを飛ばす女児。

犬は女児から目を離せない一方で、最高級の肉の匂いを感じとっているようで、よだれの量もどんどん増えていきます。

女児は舌打ちをし、追い詰めるように飼い犬を睨みつけ、犬もそんな女児が怖いよう。

何とか3分間我慢させ「クリア」となりますが、番組を観た視聴者からが

《待て!といってチョーイカツイ顔で舌打ち鳴らして犬を見つめていた。それは最早脅しです》

《犬を威圧してるだけじゃん。心通ってるわけではない》

《高級肉を置いて待てって‥ 愛犬に拳振り上げる子供 愛犬を睨みつけ、動いたら舌打ちする子供。これ、ワンコ虐待じゃないの?》

《言うこと聞かせるために普段から舌打ちしてるのかと思うと、ワンちゃん可哀想》

《成功して飼い主が抱き寄せてもワンちゃんのしっぽ中に入れてるじゃないの。喜んでもないよ》

など、批判の意見が書きこまれました。

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動物の企画は「愛」のあるものに

今回のこの企画、挑戦者は次々と脱落しますが、挑戦者の子どもたちは飼い主よりも肉を取ったという事実に肩を落としたり呆然するなど、子どもたちの心にも深い傷を残したよう。

軍用犬や番犬として活躍する獰猛なドーバルマンを引き連れた飼い主も、笑顔で「待て」をし、ドーベルマンも忠実にそれを守るなど素晴らしい関係も垣間見れました。

しかし、残り10秒というところで我慢できずに肉をペロリ。

ガッカリした飼い主は、犬の顎を両手で掴み、怒りに満ちた表情で「ダメでしょ」と犬にこぶしを振りあげるそぶりを見せるなど、愛犬家にとっては目をそ向けたくなるほどの悲しいシーンが流れます。

スタジオからも「怒らないであげて」と悲痛な声が上がりますが、視聴者からは「愛犬家としてはちょっと嫌。これで絆を計れるというのも浅はか」などと、後味の悪い企画となったようです。

犬への同情の書き込みが多く寄せられましたが、同じように子どもたちへも「これでワンちゃんのこと見損なったり嫌いになったりしないで欲しいなぁ」という意見も散見されました。

「待て」が出来たからといって飼い主との間に絆があるわけではなく、共に過ごし心と心の触れ合いがあるからこその犬と人間の絆は生まれるものではないのでしょうか。

動物を企画として扱うのならば、愛のある企画にして欲しいものです。

(文:Quick Timez編集部)