画像:時事
テレビ朝日は12日、オンラインにて2021年4月期番組改編説明会を実施しました。
その中で「家事ヤロウ!!!」のゴールデン昇格について説明。
視聴者からは深夜枠からゴールデン帯に移動する事で、番組本来の面白さがなくなってしまうのではないかという懸念の書き込みが寄せられました。
一体、どのような内容だったのでしょうか。
「家事ヤロウ!!!」、ゴールデン進出に視聴者懸念「番組の良さが消えちゃう」
テレビ朝日は12日、オンラインにて2021年4月期番組改編説明会を実施しました。
インスタグラムのフォロワー数が国内テレビ番組トップを誇る「家事ヤロウ!!!」が、水曜午後11時台からゴールデン帯(火曜、後6:45)に昇格することに。
家事素人でお笑い芸人のバカリズムさん、男性アイドルグループ・KAT-TUNの中丸雄一さん、お笑い芸人・メイプル超合金のカズレーザーさんら3人が、家事をゼロから学んでいくバラエティーで、2018年4月の放送開始から丸3年、満を持してのゴールデン進出となりました。
同番組は、2018年4月に通う深夜2時台で放送スタート。
水曜深夜0時台を経て、現在の水曜午後11時15分の放送枠へとじわじわ進出。
ついにゴールデンに進出と言う事ですが、一大事とばかりに同番組のファンからは
《ゴールデンにいったら家事ヤロウも見なくなるかなあ》
《家事ヤロウもゴールデンか…つまらなくならないといいけど…》
《深夜帯から、ゴールデンに異動するとつまらなくなるから、止めてほしいね。》
《番組の良さが消えちゃう王道パターン》
《変にジャニーズとか入れてほしくない》
《深夜からゴールデンに昇格された番組のほとんどが、成功した番組は今まであったかなというくらいなかったような気がする。》
《スポンサーに忖度しないといけないことが増えて、できないこと、しないといけないことが変に生まれて家事ヤロウの楽しさが減らなければいいな。》
《家事ヤロウは正直ゴールデンには向かないと思います。》
など、今まで持っていた番組のよさがなくなってしまうのではないか、そう危惧する書き込みが相次ぎました。
深夜枠がゴールデンへ移動するのは昇格?降格?
テレビ業界では「19~22時」の時間帯は「ゴールデンタイム」と呼ばれています。
家でテレビを見ている人の割合が高く、最も高い視聴率が見込めると期待されていることからの和製英語。
しかし、「深夜番組がゴールデンに昇格する」というニュースが流れると、世間では喜びの声と並んで不安や不満の声も同じくらい出てきます。
実際、深夜枠ではそれなりに人気があったのに、ゴールデンに行ってから視聴率を稼げずに、打ち切りになってしまう番組は数多くありました。
身も蓋もない結論から言ってしまえば、深夜からゴールデンに行った番組が成功するかどうかは「番組による」ということになると思います。
ゴールデンに上がって短期間で終わってしまう場合もあれば、長く続く人気番組に成長する事もあります。
ただ、視聴率や人気はさておき、ゴールデンに上がると番組自体が「つまらなくなってしまう」と感じている人が多くいる事実は見逃せません。
恐らく、そういった経験があるのでしょう。
ゴールデンに移動する事で、視聴者の数は増えるだけでなく、視聴車層が大きく変わるのは周知の事実。
例えば、深夜枠では子どもや高齢者にはほとんど見られていなかったものの、ゴールデンに移動する事で、それらも対象に入ります。
ターゲットとする視聴者が変わるため、それに合わせて番組の内容も多少は変える必要が出てくるもの。
元の番組が好きだったファンにとり、ゴールデンに移動する事で見る時間が確保できなくなったり、余分なものが増えたように感じられるのが「つまらない」と言われる所以かもしれません。
テレビ朝日の榊原誠志総合編成部長は「コロナ禍で変わる生活様式の中、家族でともに楽しんでもらうということで、火曜日はファミリー層を意識したタテ流れにしていこうと思っています」と説明をしました。
まずは4月からリニューアルされる放送を楽しみに待ってみるのも一興かもしれません。
(文:Quick Timez編集部)