画像:時事
15日に放送された「ネプリーグ」(フジテレビ系列)。
この日、同番組では人気漫画やアニメを実写化した際のキャスティングに関する企画が放送されました。
「昨年、大ヒットした人気漫画『鬼滅の刃』(集英社)を実写化するとしたら誰がいいのか」という世間のベスト5を当てるクイズに、視聴者からは実写化へ抵抗感を持つ書き込みで埋め尽くされました。
一体、番組ではどのようなクイズが出されたのでしょうか。
「鬼滅の刃」、実写化のキャスティングアンケートに抵抗感「マジでやめて欲しい」
15日に放送された「ネプリーグ」(フジテレビ系列)。
この日、同番組ではキャスティングに関する企画が放送されました。
昨年、巷で大人気となった漫画「鬼滅の刃」(集英社)は、映画化されたところ興行収入が歴代1位となるなど大ヒット。
番組では、もし実写化されたらそれぞれのキャラクターをどの俳優に演じてほしいかというクイズが出されました。
どの登場人物もスピンオフできるほどのエピソードがあるだけに、スタジオにいる出演者らも答えに窮します。
特に原作のラスボスである「鬼舞辻無惨(きぶつじむざん)」役で回答に上がったのは、歌手のGacktさん、俳優の小栗旬さんや藤原竜也さんなどいずれも主役級の俳優がズラリ。
アンケート結果の1位はGacktさんでしたが、スタジオの出演者らは当てはまる役者がいないと言った面持ちで、全く盛り上がりません。
そのような放送内容に、視聴者からは
《鬼滅は好きだけど実写化だけは勘弁して。アニメで充分。どうしてそんなに実写化したがるん?》
《アニメやるのは百歩譲っても実写化はマジでやめて欲しいわ。》
《そもそも実写しなくてもいいけれども》
《誰が望んでる企画なのか。絶対に辞めてほしい》
《実写は……解釈違いなので……うん》
など、実写化に抵抗感を持つ書き込みが多数寄せられました。
アニメや漫画の実写化、本当に望まれている?
近年、「実写化=面白くない・失敗する」という図式が定着しつつあります。
映画館へ足を運んでから「原作と違う」、「ムダに原作に手を加えて納得いかない」、「不要なオリジナルキャラ!」など、がっかりする声を多く見聞きします。
例えば2014年に公開された女優の黒木メイサさんが峰不二子役を演じた「ルパン三世」。
ルパン三世役は、今や俳優として若手を引っ張るようになってきた小栗旬さんが演じました。
歴史あるルパン三世や峰不二子のキャラクターだけに、イメージや想像する言動や立ち回りはほぼ確立されていると言っても過言ではない中に実写化し、演じる側は非常に難しかったのではないでしょうか。
ストーリーが面白くないと各方面では酷評でしたが、キャスティングの部分でもかなり批判が出て物議をかもした作品です。
原作の世界観とは大きく隔たりを持った描き方をすると、原作ファンの間で炎上してしまうのは必至。
アニメやフィクションの世界観を実写で表現する事の限界もあります。
無理に原作のイメージを損なうような実写化はしない方が無難かもしれません。
(文:Quick Timez編集部)