画像:時事
鹿児島県内の国道で速度の遅い前方の自動車を追い抜いたところ割り込みなど煽り運転の末、男から恫喝された女性の被害を放送した12日の「とくダネ!」(フジテレビ系)。
女性が男から暴行を加えられる原因となったことに、番組MCの小倉智昭アナウンサーが持論を述べました。
小倉智昭、女性の煽り運転被害に「女性だったから腹立った?」
12日、女性が自動車を運転していたところ、悪質な煽り運転を受けた挙句自動車から降りてきた男に恫喝や自動車を叩かれる暴行被害に遭ったことを紹介した「とくダネ!」(フジテレビ系)。
女性が男から煽り運転を受けることとなった原因について、番組MCの小倉智昭アナウンサーが推論を述べました。
先月末、鹿児島県内の国道で発生した煽り運転被害。
登坂車線のある上り坂を白い乗用車の後ろを走行していた被害女性は、前方の乗用車の速度が非常に遅く、さらに登坂車線を利用して次々と後方の自動車が追い越していったのを確認すると、自身も登坂車線を利用して前方の乗用車を追い越すことに。
すると女性が追い越した直後から煽り運転が始まり、しつような幅寄せや急な割り込みで前方に白い乗用車が出ると4km先の交差点で降りてきた男から「何やっとんじゃこら!」、「おい!」などと恫喝された上、車体を殴打される暴行被害に遭いました。
「もう怖いです怖いです」と当時の状況をカメラに語った女性。
男から恫喝された時のこと「引きずり降ろされて顔面でも叩かれるんじゃないかって思いました」と相当の恐怖心を感じたことを吐露したのでした。
全国で多発する悪質な煽り運転の被害に犯罪心理学の専門家が「コロナ禍のストレスを受け、そのストレスを発散する人が出てきたとみていいのでは」と分析。
すると、スタジオで煽り運転を捕らえたドライブレコーダーの映像を観ていた小倉アナは「異常な事態」とバッサリ。
そして女性が被害に遭ったことについて「女性が運転してる車に追い抜かれたから腹が立ったということなんだろうかね?」と原因を分析しつつ、メイプル超合金・カズレーザーさんへ水を向けると「免許持ってないので運転する人の気持ちがあまりわからないんですけど」とカズレーザーさんは前置きし、「そんなにプライドにかかわるものなんですか?追い抜いた、追い抜かれたというのは」と追い越しをされたことに気にする人物の存在に首を傾げました。
小倉智昭の分析に「女性蔑視だ」
鹿児島県内で女性が煽り運転の被害に受けたことについて、「女性が運転している車に追い抜かれたから腹が立った」という原因を推察した小倉智昭アナウンサー。
すると小倉アナのコメントに対し、番組を観ていた視聴者が反応。
「女性を無意識に差別してて怖い」
「他の煽り運転の被害者の中には男性も映ってたけどな…」
「女性蔑視の発言ですよね今の。女性の車に追い抜かれたから怒ったとかメディアも平気な顔して放送するから、森さんの発言をどうでもよくなる」
「小倉の『女に抜かれたから腹立った』というもっと発言詳しく!そこに性別って関係ある?男だから何?女だから何?ジェンダーだから何?性別じゃなくて性格!!」
「森喜朗もこんな何気ない発言がピックアップされて炎上したんだろうなー」
「小倉!おまえ森のことなんだかんだ言ってたくせに!やってること森と同じじゃねーか!」
「明らかにおかしい発言じゃん?なんで誰もそれダメですよって止めないの?これじゃあオリンピックの組織委員会と同じなんじゃないの?」
などと批判が集まりました。
今月に入って「女性は競争意識が強い」という趣旨に発言で国内から非難を浴びた森喜朗氏。
森氏を巡る騒動によって、ジェンダー関連の発言は非常にセンシティブなものになっているようです。
(文:有馬翔平)