画像:時事
7日に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)。
同番組MCのアナウンサー・小倉智昭さんが、今どきの就活生が使用するワードを特集。
しかし、小倉さんが発した言葉に、番組を観ていた就活生から「むかついた」と、怒りを買う事態に。
就活生が激怒した、小倉さんの発言とは?
小倉智昭、悩める就活生を「笑い者」に…「ムカついた」と就活生がブチギレた一言とは?
7日午前に放送された「とくダネ!」(フジテレビ系)。
この日、同番組MCのアナウンサー・小倉智昭さんが、今年流行した就活用語について言及しました。
就活情報大手の「マイナビ」が調査を行ったところ、今年就活生の間で流行した就活用語は「NNT」だったそう。
「NNT」とは、全く内定がない状況である「無い内定」の頭文字を取ったもの。
小倉さんは、「NNT」が就活用語で1位になったことに触れつつ、他の就活用語も紹介していきました。
「お祈り」、「ES」など就活生の間で使用されている言葉を口にする小倉さん、しかし次第に笑い声を漏らすように。
そして、番組の最後には「4年生は就活決まってないといけないんでしょ?」と、就活生の現状に口出しも。
すると、番組を視聴していた現役就活生から、怒りのコメントが寄せられることに。
「笑いながら就活特集されてかなりムカついた」
「『就活決まってないといけないんでしょ?』って笑って言わないで、大手決まったヤツにわかるわけがない」
「よく笑って話せるよな……」
などと、小倉さんの態度と発言に批判が相次ぐ結果になりました。
21年卒は就職難?コロナ禍の影響が…
就活生を嘲笑するかのような態度を取り、批判が相次いだ小倉智昭さん。
就活の主な時期である春先に新型コロナウィルスが流行した今年、就活はどのような局面にあるのでしょうか。
就活情報サイト「リクナビ」が先月発表した情報では、先月1日までの就職内定率はおよそ81%。
この数字は前年比から10%も数字を落としているものの、バブル崩壊後やリーマンショックなどの就職氷河期と比較すれば高水準だと言います。
しかし、それでもWEB面接やリモート説明会など、前例がなく慣れない就活を学生は強いられています。
その現状を理解していれば、笑い声が上がることなど決して起こるはずもありませんでした。
(文:有馬翔平)