(※画像はイメージです)
13日、タレント・渡辺美奈代さんが自身のブログを更新。
「マスク」と題された記事には、マスクを転売するかのような文言が。
ネット上では批判が相次ぐ事態となり、騒然としていますが、果たして渡辺さんはマスク転売を画策していたのでしょうか?
渡辺美奈代「マスク入荷しました!今月末頃に発送です」マスク転売疑惑で炎上
タレントの渡辺美奈代さんが、13日、自身のブログを更新。
「この度数量限定でサージカルマスクが入荷となりました!1箱50枚入り 今月末頃発送の予約販売です」と告知をし、自身のECサイトへのリンクを貼り、販売先へと誘導。
渡辺美奈代さんが発売しようとしたのは「3層構造・高密度 サージカルマスク50枚入り」というもので、ブログ内では写真を用いて紹介していました。
渡辺さんといえば、伝説的アイドルグループ「おニャン子クラブ」の元メンバーで、現在はタレント業をするかたわら、自身が手掛けた商品やグッズを販売もするプロデューサーという一面も。
「MINAYO SELECT」という通販サイトを運営しており、マスクの紹介記事では「マスクはこちら」との文言にリンクを貼り付け、誘導していました。
現在は、商品ページが削除されており、リンク先をクリックしてみると、ページが存在しない場合に発生する「404」のエラーコードが出てきます。
マスク転売が疑われるブログ投稿だけに、ネット上からは
「どうか必要な方々に行き渡る配慮をお願い致します。」
「この時期にマスク転売しようとするなんて呆れる」
「転売だとしたら、本当に性格がクズ」
など、厳しい批判が相次ぎました。
渡辺美奈代、マスク高額転売はフェイク?
マスクが入荷したことを記事にし、転売疑惑がかけられて炎上してしまった渡辺美奈代さん。
渡辺さんは本当にマスク転売を目的として仕入れたのでしょうか?
そもそも転売とは、商品を仕入れ、その金額よりも高い価格で販売し、差額で利益を生み出すというビジネスモデルで、転売自体に違法性はありません。
しかしながら、新型コロナウイルスの感染拡大受け、需要が大きく高まった「マスク」や「アルコールスプレー」などは別で、マスク転売は規制の対象に。
経済産業省は「マスクの品薄状態に拍車をかける」として、マスクや抱き合わせ販売などを一切禁じております。
そんな中での渡辺さんのブログ投稿。
一見すると、マスク転売をしたかのように見受けられますが、そこにはマスクの金額などは全く記載されておらず、「転売」目的の販売だったかどうかは区別がつきません。
自身の通販サイトの商品リンクを貼って誘導したことと、マスク需要が高まって転売が禁止されているというこの2点が、渡辺さんが転売をしたというミスリードを生む結果になったのではないでしょうか。
あくまで適正価格での販売だった場合、渡辺さんの行為は、転売には該当しません。
しかし、こうした疑惑が持ちかけられるのも事実。
マスクの「販売」ではなく、適切な医療機関等の「寄付」をしていれば、誤解されることはなかったでしょう。
(文:服部慎一)