ジャニーズ事務所を創業した故・ジャニー喜多川氏の性加害疑惑が大きな社会問題となった今夏。
同事務所に所属している俳優の木村拓哉さんのマイペースな投稿姿勢に、ネットが炎上しています。
一体、どういうことでしょうか。
木村拓哉、マイペースなSNS投稿でネット炎上!「相変わらずズレている」「最高にカッコ悪い」
ジャニーズ事務所を創業した故・ジャニー喜多川氏の性加害疑惑が大きな社会問題となった今夏。
同事務所に10代の頃から所属し、絶大な人気を誇りスターといっても過言ではない、タレントの木村拓哉さんの周辺がにわかに騒がしくなっています。
ジャニーズ事務所は、故・ジャニー喜多川氏の性加害を認め、9月7日に4時間超にも及ぶ記者会見を行うも、木村さんはその後、キメ顔で敬礼した写真とともに「show must go on!」(幕が上がったら、何があっても最後まで続けなくてはならない)と投稿(その後、削除)。
さらに、2日の2回目の会見後に「『一歩ずつ、前に!』PEACE!! STAY SAFE! 拓哉」との文言をアップしました。
続けて愛犬との散歩動画や、赤いノースリーブを屋外で着用している自身の写真の投稿など、昨今、世間を大いに賑わせている事務所所属の人間がするにはあまりにも他人事の様子であることから、ネットには
《キムタクの時代は元Jと共に終わった》
《気持ち悪すぎるだろ》
《相変わらずズレている》
《最高にカッコ悪い》
《このままだと変なおじさん》
《まるで他人事だね》
など、批判の書き込みが続出しました。
木村拓哉、大スターゆえの炎上で今が正念場
木村さんは男性アイドルグループ・SMAPとして1988年にデビュー。
特に1990年代半ばごろから2000年代初頭までは、立て続けにテレビドラマに出演することで、ジャニーズファン以外のファン層の心を一気に掴み知名度を爆発的にアップさせた時期でもあり、イケメン全盛期と言われています。
木村さんが出演したテレビドラマが放送される曜日は「OLが街から消える」と言われたほか、役柄の影響からピアノを習い始める男性が増え、トレードマークだったロン毛を真似する男性が続出したほど。
圧倒的な存在感ゆえにアンチも一定数いたものの、過去にはその人気に少し不穏な空気が漂ったことが幾度かあります。
まずは歌手・工藤静香さんとのできちゃった結婚。
男性アイドルとの擬似恋愛を商法にして売り出していることから、所属タレントの色恋沙汰には特に厳しい対応をしてきた同事務所だっただけに、木村さんの結婚は世間に大きな衝撃が走りました。
しかも、工藤さんはメディアの前で木村さんとの交際についてあけすけに語り、週刊誌にツーショットを撮らせるなど木村さんのファンからは総スカン状態。
その後、木村さん・工藤さん夫妻は二女に恵まれ過程は円満のようですが、その娘らが芸能界デビューする際、デビュー間もないながらもハイブランドのイベントばかりに露出するなど親の七光しか感じないゴリ押しに世間は食傷気味となり不評を買いました。
そして、何よりも木村さんに対する風向きが一気に逆風へと変わったのは、2016年に起きたSMAP解散騒動でしょう。
全員がジャニーズを対処してもおかしくない状況の中、木村さんはただ一人、ジャニーズ事務所に残留し「裏切り者」と戦犯扱いのレッテルを貼られました。
今回の騒動の渦中でマイペースな投稿を続ける木村さんに反発心を持っているのは、それら過去の木村さんがとった行動に対して納得していない層でと考えると合点がいくもの。
昨今はSNSの普及もあり、発信する側と受け手との境界が曖昧となってきており、またファンからの反応も即座に分かるため炎上しないよう流れに逆らわないことが何よりも優先的になっています。
しかし、1990年代などはまだまだ芸能界はトレンドを発信する側で、強烈な影響力をもっていたことから、木村さんもその流れで自身の確固たる揺るぎない信条を持ち、それを発信しているのかもしれません。
木村さんは、SMAP解散騒動の時も今回の性加害問題についても自身の見解を述べておらず、「沈黙は金」を守っています。
それでもここまで憶測が流れ、ネットで批判が続出するのは「スター」であるがゆえ。
「キムタク」の愛称であまりにも多くの人に愛されてきた木村さんですが、20代の頃はその愛称を「商品のように思えてイヤだった」と雑誌のインタビューで語りましたが、年齢とともにその思いは薄れていったそうです。
「プレッシャーはその人の存在意義につながっていると思っている」とも語っており、プレッシャーをポジティブに受け止め、自信や力に変えていくと、腐らせずにエネルギーに変えるあり方を明かした木村さん。
大スターゆえの炎上ではありますが、またしても正念場を迎えているようです。
(文:Quick Timez編集部)