画像:時事
・6日に放送された「ポップUP!」(フジテレビ系列)にタレントで俳優の風見しんごさんが出演しました。
・風見さんは、年内いっぱいで芸能活動を休止し米国へ語学留学することを明かし、その理由にエールの声が殺到しています。
風見しんご、還暦で米国留学「頑張らないと怒られる」
6日に放送された「ポップUP!」(フジテレビ系列)。
タレントで俳優の風見しんごさんが出演しました。
6年前に次女が米国留学するのを機に妻も渡米したことで、6年間1人暮らしを続けていたという風見さん。
新型コロナウイルスの影響で約2年もの間、最愛の妻と娘に会うことが叶わず「2年、一緒の空気を吸ってないのが凄く重く」と、再会が待ち遠しかった心境を語りました。
娘と約2年ぶりの再会を果たした際は「10代の2年ですから、『ええ?どこのお嬢さん?』って言いたくなるぐらい良い意味で成長していた」、「2年で子どもってこんなに変わるんだ」と成長の早さに驚いたと同時に「ちょっと、もったいなかったなみたいに思ってしまった」と娘の成長を近くで伴走しなかったことへの心残りを吐露。
さらに、妻と次女の日常会話は英語ということから「僕だけ蚊帳の外なんです。60歳にしてこの疎外感は何?と置いてきぼり感がありまして、自分も行こうと思いました」と留学への決意を口にしました。
続けて「本当の気持ちを話すと」と切り出し、交通事故によりわずか10歳で亡くなった長女・えみるさんの存在が留学を決意したのだそう。
「その経験がなかったら、次女をアメリカには出してないと思う」、「長女の経験から思うと、やりたいこと、夢があってそれが今できるんであれば、その時にやっておかないと。明日できるか分からないと長女の経験で凄く思ったんです」と、死生観がガラリと変わったきっかけを話しました。
還暦留学、死ぬまで挑戦し続ける風見しんごの姿勢に感動の声
風見さんは「長女が事故にあった時、トラックの下敷きになってしまったんです」と事故当日を振り返り「忘れもしないのが、娘が事故にあったのが8時8分。トラックの下から助け出された時にもう腰から胸から頭からもう全部、壊れてたんですね。それでも彼女が生きてたんですよ」と当時の状況を回顧。
「お医者様が入っていらっしゃって『お父さん、お母さん、お嬢さんは頑張ってらっしゃいます。一生懸命生きようとしてらっしゃいます』って伝えてくださった」と長女の力強い「生」に強い衝撃を受けたことを語ります。
「9時33分に息を引き取ったんですけど、あの小さい体があれだけ壊れていても1時間半、生きようとしたんです。その姿が忘れられないんですね」と長女の今際の際の様子を語り「結果は残念でしたけど頑張ったんですよ」と、長女の頑張りを振り返りました。
そして夫婦で長女へ「頑張れ」と励まし、最期まで生きることを諦めなかった長女のファイトは夫妻の胸に深く突き刺さり「『頑張れ』って言ったこっちが頑張らないと、娘に怒られる」と、還暦を迎えても挑戦を続ける動機を明かしました。
視聴者からは
《自分も背中を押された気がした》
《十分頑張ってるけど、負けてられないですね!》
《胸が締め付けられそう》
《やれるまでやろうと思う》
《涙なしでは見られなかった》
など、たくさんのエールと共にもらい泣きをした視聴者からの書き込みが続々と寄せられました。
当時の報道番組では、えみるさんの交通事故のニュースが大きく取り上げられ、「もし自分が同じ立場だったら!?」と思いを馳せた視聴者はとても多く、生きたくても生きられなかった長女を胸に前を向き続ける風見さんの行動力に突き動かされた視聴者でした。
(文:Quick Timez編集部)