画像:時事
3日深夜に放送された「山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)。
衆院選で太田光さん(爆笑問題)が政治家に失礼な発言を連発し、ネットが大炎上している件を引き合いに、自身の黒歴史ならぬ元大物政治家とのバトルを身震いしながら振り返りました。
いったい、どのような放送内容だったのでしょうか。
山里亮太 元大物政治家とのトラウマ級バトル告白「ゾーンなんかじゃなく死にかけた」
3日深夜に放送された「山里亮太の不毛な議論」(TBSラジオ)。
去る10月31日、TBS系列で放送された選挙特番「選挙の日2021」内で、太田光さん(爆笑問題)は自民党の甘利明前幹事長に選挙の当落が不明だったことから「ご愁傷様」、二階俊博氏へは高齢であることから「いつまで政治家を続けるつもりですか」など直球で節つけな発言を連発。
ネットでは賛否両論が巻き起こり、未だ収束していない感が色濃く漂っています。
山里さんはオープニングで「太田さん、あなたの炎は引き継げない!」と叫び、2日深夜放送の「JUNK 爆笑問題カーボーイ」(TBS系列)のエンディングで、「山里、お前も炎上しろこの野郎!」とまだ燃やそうとしている太田さんへの返事とします。
山里さんは「無理!太田さんが見ている炎。(自分の炎上は)シュって消えちゃう」と答え、太田さんの炎上ぶりを「業火だから。すごかった」と表現。
「政治家の人とかと話すって本当に難しいですもんね。俺なんかも何度も経験あるけど。どこに地雷があるか分からないのよ、ホント。急に爆発したりするから。その爆発ぶりたるや、俺も1件、トラウマ級があるから」と自身の体験を振り返ります。
山里さんは15年ほど前のクイズ番組で、元大物政治家と共演。
当時は「M-1グランプリ」出場などでようやく知名度が上がり、「肩にガンガン力が入っていた」頃の話しだったようですが、その元大物政治家は山里さんをいたく気に入ったようで、いじり役の標的になっていたそう。
山里さんはバラエティー番組なりのやりとりと解釈し、数度のいじられたタイミング後に反撃をしたそうで、「うるせえな、この野郎!」や「○○、さっきから何だよ!」と政治家を呼び捨てして応戦した過去を振り返ります。
するとその大物政治家は本気で怒りのスイッチが入ってしまい、低音で「カメラ止めろ」と事態は急展開に。
周囲にいるスタッフ・共演者の誰も笑っていなかったことにさえ気づかず、それどころかジョークと信じて疑わず「これが『ゾーン』ってやつか」と、笑いのツボに突入したと大いなる勘違い。
政治家が山里さんへ詰め寄り、互いに睨みをきかせたところで、スタッフが制止し、そこでようやく事の重大さに気づいたと続けます。
周囲から「山里終わったな」という空気をひしひしと感じ、大物政治家の元へ謝罪に訪れたそうですが、「頭下げた瞬間に、『男が小せえこと気にすんじゃねえよ』って。『いや、そっちが先に気にしたんじゃないですか』って思って」と懲りずに心の中でツッコミを入れる山里さん。
当時の苦い思い出を「ゾーン入ったって思ったけど違ったんだね。時々、スローに感じる時もあったのよ。あれ何か分かったの、走馬灯だ。死にかけたのよ」と笑って曲へと続きます。
山里亮太にマジ切れした政治家は浜田幸一!?
今回、過去に体験したトラウマ級のマジ切れさせ事件を振り返った山里さん。
番組内で「元」大物政治家と強調し、氏名は明かしませんでしたが、リスナーからはすぐに
《冒頭でハマコー(※浜田幸一さんの愛称)の勇姿が浮かんだ》
《ハマコーなら平常運転》
《ハマコーさんはわかってやってるから大丈夫》
と、ほぼ満場一致で浜田幸一元衆議院議員ではないかという書き込みが殺到しました。
浜田氏は「ハマコー」の愛称で親しまれた「政界の暴れん坊」。
議員引退後に数多のバラエティ番組に登場します。
政治を話題としたバラエティ番組では歯に衣着せぬキャラクターで人気があり、13年前にお笑い芸人の有吉弘行さんと共演し、その際の爆笑の言い合いを覚えているリスナーも数多くいました。
スタッフが制止に入るほどに一触即発だった空気さえも、浜田氏ならばやりかねない、そこも織り込み済みでキレてるはず、という書き込みが目立ちましたが、山里さんやスタッフの顔面蒼白ぶりからはとてもそうは思えず、今だから言える笑い話として振り返れたのかもしれません。
(文:Quick Timez編集部)