画像:時事
6日に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京系列)。
タレントの武井壮さんが出演しました。
武井さんは、険しいながらも冷静な自己分析力と高い自己プロデュース力で人気タレントの座を掴み取ったエピソードを事細かに語り、視聴者を感心・驚愕させました。
武井壮、抜きんでた自己プロデュース力の高さに視聴者驚愕
6日に放送された「あちこちオードリー」(テレビ東京系列)。
タレントの武井壮さんが出演しました。
武井さんは、芸能事務所に所属していない中でも厳しい芸能界の荒波をたくましく生き抜いている「フリー芸能人」として、さらば青春の光・森田哲矢さんとラランド・サーヤさんとともにリアルな売れるための戦術を披露。
武井さんは、事務所や株式会社を設立すると様々な摩擦が生まれることを懸念し、今でも個人事業主として仕事をオファーしてもらう立場であることを明かします。
競合他社が生まれ、やりづらくなることを避け「ノマド(遊牧民)のように生きている」としながらも、仕事が途切れないことに対して共演者からは尊敬の眼差しを浴びる武井さん。
武井さんはデビューまでに8年を要したと話しますが、デビューが決まるまで「毎晩、西麻布で飲食して芸能関係の特に上層部の人と仲良くなった」ことが結果として実ったことを振り返ります。
始まりは西麻布のバーで、おしぼりに見える犬の骨風のガムを奥歯でガリガリと噛みながら氷の入ったミルクを飲むというキャラを演じ、声をかけてもらうのを虎視眈々と待っていたそう。
そこで俳優のピエール瀧さんに声をかけられ、翌週に番組に呼んでもらえたエピソードを語り、共演者からは称賛の声が上がります。
しかし、その番組に出た武井さんは、ただスポーツができる、ただ体が強いだけでは芸能界では売れないと痛感したそう。
自身の絶対的な持ちネタを作るべくテレビ番組表を熟読し、よく取り上げられている項目に注目した結果「百獣の王」をめざす男としてテレビ出演し、そこから一気に注目が集まりバラエティ番組に引っ張りだこの人気タレントに。
武井さんの代名詞とも言える「動物の倒し方」は、入念なリサーチの結果、生まれた特技である事が判明します。
その他にも、デビューするなら「フジテレビ」、「ジャニーズか吉本のトップクラスの人が出る番組で単独で紹介してもらえる番組がいい」と明確な目標を掲げていたことから、共演者らはそのビジョンの具体性に「いますぐ芸能事務所をやったほうがいい」と絶賛。
今の地位につくために行った数々の完璧な自己プロデュース力に、視聴者からは
《武井壮のマーケティングがとんでもない努力だったんだなあ、たまげてしまった》
《会社員も自由業もノマドも、働く人はみんな見たほうがいいと思う》
《ブランディングの話を筆頭に、経営者としての話、投球フォームの話、どの話も面白かった。またやって欲しい回》
など、度肝を抜かれた視聴者が多くいたようです。
孤軍奮闘の武井壮、トップアスリートからタレントへの歩み
身長175cm、体重69kg、胸囲100cmという恵まれながらも、決してそれにおごる事なく頑強な体を作るため、自身を厳しく律している武井さん。
小学校時代からスポーツ理論に目覚めるなど、独自の観点でトレーニング方法やメンタルアプローチを確立。
野球、陸上、ゴルフなど様々なスポーツに挑戦し続け、陸上競技においては十種競技を専門とし、わずか1年半でグランプリシリーズで優勝を果たし、さまざまな記録保持者のマルチアスリートでもあります。
趣味は「成長」だそうですが、成長するための客観的な視点、今の自分に足りないもの、求めた結果になるまでの道程を細かく分析したことが今の結果につながっているのでしょう。
もちろん、結果を出し続けるために常に目標を掲げ、ミクロだけでなくマクロの視点を持ちアプローチしている点が素晴らしく、そのために努力し続けていることが伝わってきた今回。
定期的に取り上げてもらいたいと思った視聴者が多数いたのも納得の、非常に見応えのある放送回となりました。
(文:Quick Timez編集部)