文:有馬翔平

カンニング竹山、米子松蔭高校の辞退問題を非難「バカな仕組みが出てきた」

カンニング 竹山隆範
画像:時事

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新型コロナ感染対策のもと、全国で行われている「夏の甲子園」予選にあたる地方大会。

しかし、感染の疑われる人物が確認されたとして鳥取県の米子松蔭高等学校が大会を辞退したことがSNSで話題になったことを19日の「Abema Prime」(AbemaTV)が特集。

すると、カンニング・竹山隆範さんがこの学校が講じた措置に持論を述べました。

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カンニング竹山、野球部辞退問題を非難「バカな仕組みが出てきた」

19日、「夏の甲子園」の地方大会で新型コロナを理由に米子松蔭高等学校が辞退したことを特集した「Abema Prime」(AbemaTV)。

SNSで話題になったこの問題について、カンニング・竹山隆範さんが持論を述べました。

この問題は先週金曜日、米子松蔭高等学校が校内に新型コロナ感染が疑われる関係者が確認されたことを理由に、翌日予定されていた野球部の対外試合を辞退したというもの。

野球部内での感染は確認されなかったにもかかわらず試合が中止になったことにSNSで同部員が辞退撤回を主張すると、瞬く間にその主張に賛同する声が殺到、そして19日には辞退が撤回されることに。

一転して試合に参加可能となった米子松蔭高等学校でしたが、竹山さんはこの問題に「ちょっと待ってくれと思ってる」、「『出れて良かったね』となってるんでけど、僕違うと思うんですよ」と異議を唱えました。

竹山さんが「一人の生徒、一人の野球部員がツイートしてやっとこれがね、こんなバカな仕組みが出てきたわけですよ」と疑問を抱いたのは感染対策のシステム。

高校生を犠牲にする仕組みに「今まで大人たちはほっといたの?見て見ぬふりをしてきたの?」と疑問をぶつけると、「それで『こうなりました』とぬけぬけとした顔で出てくるんじゃねえぞ、と僕は思いますね」と県高野連の対応を批判しました。

また、放送内では鳥取県以外の地方大会で新型コロナを理由に辞退している学校の存在が伝えられ、平石直之アナウンサーも「不平等感は拭えない」と指摘。

すると、竹山さんは「ずっと放っておいたわけでしょう?」、「そんなバカな決まりがあるわけない。これはみんなの責任だと思いますけどね」とシステムの改善を訴えました。

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「自己中心的」浮き彫りになったエラーに厳しい声

米子松陰高等学校の野球部が辞退から一転して出場可能となった問題に対し、「みんなの責任」とコロナ対策の改善を訴えた竹山隆範さん。

すると、竹山さんのコメントに視聴者からのコメントが相次ぎ、

《まあ、プロ野球は感染者確認されてもそのまま試合してたもんね。なのに高校野球、しかも部員でもない関係者が怪しいというだけで中止というのは…見直すべきだろうね》

《オリンピックだって感染者確認されてるのに中止という話にはなってない。簡単に辞退を選択した学校にも問題はある》

《金になりそうなことはやるけど、金にならなそうなことはしない、というのが浮き彫りになった一件。今回救済されなかった学校も声を上げるべき》

などと、出場可能で終わらせるべきではないという賛同の声が集まりました。

「バカな仕組み」と竹山さんが一蹴した高校野球のコロナ対策。

賛同のコメントのほか「野球だったから撤回された」、「マイナースポーツはもっとひどいかも」と他スポーツへの懸念の声も上がったことから、各界へ波紋を広げる可能性もあるのかもしれません。

(文:有馬翔平)