文:有馬翔平

谷原章介「志村さんが亡くなってるのに…」東京都のコロナ対策スローガンに猛反発

谷原章介
画像:時事通信フォト

画像:時事通信フォト

先月、新型コロナウィルス流行による3度目の緊急事態宣言が延長された各都道府県。

しかしそれでも街中では「路上飲み」が絶えないことに対し、東京都では小池百合子東京都知事が「8時だョ!全員帰ろう!」というスローガンを発表し対策に乗り出しました。

すると、この小池都知事の政策を特集した「めざまし8」(フジテレビ系)で番組MCの谷原章介さんが苦言を呈する事態に。

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谷原章介、東京都のコロナスローガンに反発「志村さんが亡くなってるのに」

7日、新型コロナウィルス感染対策の一環として小池百合子東京都知事が打ち出した政策を「めざまし8」(フジテレビ系)が報道。

新しく打ち出されたスローガンにMC谷原章介さんが厳しい表情を浮かべました。

緊急事態宣言延長期間に突入した先週、東京都が「路上飲み」対策として打ち出したのが「8時だョ!全員帰ろう!」というザ・ドリフターズの人気番組を模したようなスローガン。

しかし、路上飲みを行っている層の大半を占める若者からは「知らない」、「インパクトがない」と冷めた意見が上がっていることが番組の取材で発覚すると、出演者からは「8時に一斉に帰宅したらそれは密になる」、「罰則を設けた方がいい」などと厳しい意見が。

さらに、各コメンテーターの意見に耳を傾けていた谷原さんも「普段の仕事を一生懸命されている都の職員の方に対してああいう態度を取っているところはすごく心が痛む」と路上飲みしているグループから嫌がらせ行為を受ける職員に同情を見せたものの、「ただ『8時だョ!全員帰ろう!』という僕らドリフ世代が響くキャッチコピーを使われても若者には届かない」と政策を批判。

また、「あとなんで志村さん亡くなっているのになんでキャッチコピーに使っているのかなと、すごくなんかね…首肯できない頷けないところがありますね」と東京都の意図に首を傾げたのでした。

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「怒りを感じる」視聴者からも批判の声

東京都が新しく打ち出した「8時だョ!全員帰ろう!」というコロナ対策のスローガンに対し、「頷けない」と首を傾げた谷原章介さん。

すると番組を観ていた視聴者からも谷原さんと同じく、東京都の政策に疑問の声が続出。

「なんだこれ?あきれる。こんなので若いやつらに伝わるわけないじゃん。谷原章介さんも言ってたけど志村さんがコロナで亡くなってるのにこのキャッチコピーは何?怒りを感じる」

「谷原章介さんに激しく同意…志村さんが亡くなっているのに『8時だョ!全員帰ろう!』はいただけない」

「キャッチコピーがひどすぎる。コロナで亡くなった志村さんで、コロナ対策ってふざけてる。ほんとに頭おかしい」

「初めてこのキャッチコピーを知ったけど、これは志村さんに失礼でしょ」

「まあ失礼なのかはおいても違和感しかないな。東京都がコロナ対策に本気になっているようには思えないキャッチコピーだった」

などと、志村さんを彷彿とさせるスローガンに対し怒りの声が殺到しました。

一向に減少しない路上飲みに対し、見回りとスローガンで協力を促している東京都。

しかし、その政策に市民はまったく本気度を感じていないようです。

(文:有馬翔平)