画像:時事通信フォト
30日に放送された「アッコにおまかせ!」(TBS系列)。
同番組ではこの日、適応障害と診断され活動休止中の深田恭子さんについて特集しました。
復帰までの期間をおよそ1ヶ月程度と予測した事から、視聴者の間で反発がおきるなど、波紋を呼んだ今回の放送。
一体、番組ではどのような内容を放送したのでしょうか。
『アッコにおまかせ!』、深田恭子は1ヶ月で復帰に視聴者反発
30日に放送された「アッコにおまかせ!」(TBS系列)。
同番組ではこの日、適応障害と診断され活動休止中の深田恭子さんについて特集しました。
アナウンサーが、適応障害の主な症状やなりやすい人、活動休止に入る直前を取材した記者からのコメントなどを話しますが、番組独自の取材で医師が「早ければ1ヶ月で症状がよくなる人もいる」とコメントを寄せた部分を強調して読み上げます。
「あくまで人による」との文言をはさんだものの、まるで深田さんは来月には復帰するかのような物言いに
《アッコにおまかせの深キョンの適応障害に対する偏見報道がキモすぎる》
《アッコにおまかせで適応障害が1ヶ月で治るって言ってたの??適応障害甘く見んなよ!!》
《深田恭子のことはほっといてあげたらいいのに…こういう症状とかって言っても、人によって違うし1ヶ月で治るとか言わないでいい》
《個人差はあると思うけれど テレビに出ていたとある医者は 「適応障害は1ヶ月程度の休養では 改善しない、 最低でも3ヶ月は療養が必要。」 だと言っていた。》
《軽々しく「1ヶ月で治る」なんて公共の電波で言うな。 適応障害で会社を1ヶ月以上休んでる人に「1ヶ月で治るとTVで言ってた。お前はサボりだろ」と言う奴も出てくるぞ》
《私の適応障害は現在進行形で1ヶ月では治りませんでした。》
など、あまりにも配慮のないコメントに視聴者から反発の声が相次ぎました。
深田恭子に寄り添った『ワイドナショー』
一方、『ワイドナショー』(フジテレビ系列)でも深田さんの適応障害による活動休止を取り上げます。
同番組でも適応障害の代表的な症状などを紹介しますが、出演者らに同じような症状になった事はあるかなどの経験談を聞くなど、『アッコにおまかせ!』とは正反対の構成。
お笑いタレントのバカリズムさんは1週間程度、1日10分程度しか眠れずに精神的に追いつめられた時期があったエピソードを告白。
「通院してストレスだと分かったので何とか仕事もしつつ対処できたけれど、ギリギリの状態だった」と振り返ります。
他にも、松本人志さん(ダウンタウン)は「なにかしら症状はあると思う、眠れないなんて当然の事。ただ、それを認めたり発信するまでが辛い。(深田さんも)発信したからだいぶ楽になったんちゃうかな」など、終始、深田さんに寄り添った視点の見解を示します。
今回、活動休止とした深田さんですが、生真面目すぎる性格故に復帰の目処や期間を設けるとそれに向かって焦ってしまう可能性があるため、あくまで自然に過ごす事が必要という観点から復帰日をもうけなかったのだと強調した上で、次の特集に移るなど、現在進行形で休養の重要性を印象づけた同番組。
『アッコにおまかせ!』MCの和田アキ子さんは、深田さんと同事務所で先輩後輩の間柄でもある事から、彼女のパーソナルを評価して短期間での復帰時期を予測したのかもしれません。
しかし、いま深田さんに最も大切な事は一にも二にも休養。
適応障害で繊細となっている心に、仕事復帰など追いつめるような事は御法度ではないでしょうか。
(文:Quick Timez編集部)