画像:時事
16日に放送された「アッコにおまかせ!」(TBS系列)。
MCの和田アキ子さんが、相次ぐ新型コロナウィルスワクチン優先接種をテーマに擁護するような意見を述べました。
ネットでは、賛否入り交じった声が寄せられるなど大荒れ。
一体、和田さんの発言を受け、ネットではどのような声が書き込まれたのでしょうか。
『アッコにおまかせ!』、スギ薬局会長夫妻のワクチン優先接種を擁護
16日に放送された「アッコにおまかせ!」(TBS系列)。
番組内では、相次ぐ新型コロナウィルスワクチン優先接種をテーマにした放送内容となりました。
愛知県西尾市の近藤芳英副市長が、スギ薬局を展開する「スギホールディングス」の創業者夫婦に社会貢献の見返りとしてワクチンの予約枠を優先確保していたことが明らかとなり、問題となったことが発端の今回のテーマ。
コロナウィルスの最前線で戦っている医療従事者やその周囲・高齢者など、優先されるべき順番がある中で、今回のワクチン予約優先を巡り、自治体、同社の双方に批判の声が集まっています。
和田さんはこの件について、菅義偉首相が米・バイデン大統領に会いに行く際に事前にワクチン接種を受けた例を出し、「何か目的があるときは(いいのでは)」とコメント。
今回の場合は、同社が同市に施設提供などのさまざまな寄付を行ってきた点を挙げ、「(そういう理由もあって)先に打たせていだきます」と会長自身の口から言っていれば世論の受け止め方も変わっていたかもしれない可能性があると、擁護するような意見を述べました。
これらの発言を受け、視聴者からは
《アッコにおまかせで西尾市取り上げられてるから何事かと思ったら、スギ薬局に対しての忖度かよ》
《アッコにおまかせってスギ薬局スポンサー?》
《理由があれば便宜を図っていいはおかしいよ》
《そんなこと言ったら、市民一人一人に接種したい理由がある》
《あれ以来スギ薬局行かずにちょっと遠いけどマツキヨ系のぱぱすまで行ってるな。》
など、辛辣な意見が相次ぎました。
権力を活用した順番変更、決してあってはならないこと
続けて、和田さんは今回の優先的にワクチンを受けるための予約枠をとったことについて「すごい悪いことした人みたいな」「そんなに…人によっては取り方違うんじゃないですか?」と世間の否定的な反応を疑問に思っている様子を見せます。
これには、出演者も峰竜太さんも「そうですよね」と同調。
直後に振られたタレントの出川哲朗さんも「たしかに本当に、市の方もお世話になってるから、その気持ちも分かるっすけど…」と、歯切れは悪いながらも和田さんに続きます。
視聴者の中には「市があらかじめ事情を説明しておけばまた違った」「社会貢献してる人を優先させたい気持ちは分からなくはない」「スギ薬局会長のワクチン優先接種の件ですが和田アキ子さんの言う通りだと思います。」など、和田さんの考えに理解を示す視聴者も一部にはいるよう。
しかしながら、ワクチンは今みなが求めているもので、限られた数の中で全員に行き届かない場合は、ルールを取り決め遵守する必要があります。
社会的地位があるから一般市民よりも先に接種していい理由にはなりません。
一連の問題発覚後、「もうスギ薬局では買わない」といった声が続出するなど、一時は不買運動のようなことも起こっていたこの問題。
優先接種枠が取り消されれるのは当然として、市や同社への不信感が拭えないという人も数多くいるなど、しばらくは取りざたされる事の多いテーマとなるでしょう。
(文:Quick Timez編集部)