画像:時事
東京オリンピックの開閉会式の演出を担当していた佐々木宏氏が、タレント・渡辺直美さんの容姿を演出に取り入れようとしたアイディアに批判が巻き起こっている現在。
週刊誌が報じた佐々木氏のアイディアを巡る一連の騒動を19日の「バイキングMORE」(フジテレビ系)が特集すると、番組コメンテーターのアンガールズ・田中卓志さんがコメントを述べました。
アンガールズ・田中、オリンピック演出騒動で切実な訴え
19日、東京オリンピック会式の演出を担当していた佐々木宏氏が提案していたアイディアの一つに、他人の容姿を侮辱するような演出があったという報道を特集した「バイキングMORE」(フジテレビ系)。
すると、自身も容姿を芸にしている番組コメンテーターのアンガールズ・田中卓志さんがある「不安」を吐露しました。
今週、佐々木氏がタレント・渡辺直美さんをにブタの格好させて出演させる演出を提案したことが発覚し、「侮辱」と批判された騒動。
この騒動に、土田晃之さんが「20年、30年後は全てがダメなのかもしれない。太ってる=ブタで例えるみたいな。だから細い人が=カニをやるのもダメなのかもしれない」とコメントすると「いやいやちょっと待って!ネタが1個減るじゃないですか」と田中さんは大慌て。
そして、今回の演出案に対しては「オリンピックの場所でそういう表現をするのはもうまったく論外でダメ」と批判したものの「知らない人がそういう例えをされたら、容姿を侮辱してるんじゃないかとされる」と誤解があることを指摘。
さらに「ただ日本のバラエティにおいてですよ。ずっと出ている人が自分の表現として日々繰り返しやっていることだったり、MCの人もその人がわかっていて許容したり言われた側もそれにビシっと返せたりね」とお互い合意の上でバラエティ番組は成り立っていると力説しました。
「そのキャッチボールで成り立っているものまで、影響してくる流れになりそうな雰囲気になってるんですよ」と懸念を示した田中さん。
「それだけはちょっと勘弁してほしいな、とはあるんですよね」と、世間の風潮に訴えました。
田中の訴えに「たまったもんじゃない」
渡辺直美さんの容姿を取り入れた演出が問題視されている騒動に対し、「勘弁してほしい」と訴えた田中卓志さん。
すると、田中さんの切実な訴えに、番組を観ていた視聴者が反応。
「アンガールズ田中卓志は、髪整えて真面目な顔していればイケメンなんだよ。」
「渡辺直美、記事が本当だったらオリンピック出る予定だったんだよね?今回は本当に残念じゃん。ちなみに過去渡辺直美の体型をいじらない番組ってあった?巨体で踊るから需要があるんじゃないの?だったら吉岡里帆のどんぎつねも差別か?田中のテナガガニも差別か?」
「自他ともに『キモいキャラ』で通しているアンガールズ田中にとっては、渡辺直美オリンピッグ問題でそういったイジリがこのこと以外でも問題視される流れになったらたまったもんじゃないだろうな」
「ブタにされた本人が抗議したわけでもないのに話が大きくなりすぎた。田中のコメント通り、お互いわかってバラエティはやっているんだし、本人が『いやだ』って言わない限りはただただ正義の押し付けなんじゃないの?」
などと、田中さんのコメントを支持する声が。
相次いで関係者による問題が発生している東京オリンピック・パラリンピック。
しかし、今回の騒動は侮辱的な意図があったのか、根本的な部分を探る必要があるのかもしれません。
(文:有馬翔平)