文:有馬翔平

玉川徹「危機感が足りない」コロナワクチンをめぐり政府の対応を非難も…「遅いのではなく慎重」との批判が

テレビ朝日
画像:時事

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諸外国で開始された新型コロナウィルスワクチンの、国内での摂取開始が遅れていることを取り上げた「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。

その放送中、番組コメンテーターの玉川徹氏が日本政府に対し批判を展開しました。

しかし、玉川氏の発言に視聴者からは多数の反発が来たのですが、どのような持論だったのでしょうか。

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玉川徹、新型コロナワクチン接種の遅れに「危機感が足りない」…政府の対応を批判

7日、イギリスやアメリカなど諸外国で接種が開始された新型コロナウィルスのワクチンの実施が、日本国内で遅れていることを扱った「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)。

そのトピックスについて、番組コメンテーターの玉川徹氏が日本政府の対応に批判を展開しました。

先月8日、イギリスでファイザー製薬のワクチン接種が開始され、その後年末までに日本以外のG7加盟国全てでワクチン接種が開始されました。

しかし、日本でもファイザー社をはじめ複数の製薬会社が製造するワクチンを調達に奔走しているものの、接種は早くても来月下旬と接収開始に大きな遅れが。

接種が遅れている理由は、アメリカやイギリスは感染拡大の焦りからワクチンを緊急承認した一方、日本は承認までに「日本人で治験しなければならない」というプロセスがあることが専門家から説明されると、「他の国は承認に必要な過程を飛ばしたのではなく、急いだんですよ」、「日本は急いでいない。ただそれだけの違い」と、政府の対応がワクチンでも遅れていると批判を展開。

さらに、「厚労省に危機感が足りない」、「危機感があれば先を呼んで先手先手で動くことができる。イギリスは治験のデータを10月からもらっていてそれで『GO』を出している」、「2ヶ月も諸外国から摂取が遅れることに僕は反省してほしいと思う」と厳しい言葉を並べ立て、政府の先見の明のなさを指摘したのです。

実際、玉川氏の言葉通り諸外国は承認までのプロセスを省略しているわけではなく、既成当局が数百ページにわたるデータに目を通すなど必要な情報は得ていることが今回の放送ではあわせて紹介されいました。

 

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玉川徹「日本は急いでいない」対応の遅れ批判に視聴者の反発相次ぐ…「遅いのではなく慎重」

新型コロナウィルスワクチン接種が諸外国に比べて、2ヶ月も遅くなる日本政府の対応を批判した玉川徹氏。

しかし玉川氏の発言に、番組を観ていた視聴者からは多くの反発が。

「遅いというか慎重になっているだけなのでは?」

「ワクチンを急いで薬害が出たら、めちゃくちゃ揉めるから慎重になっているのでしょう?」

「そんなこというならおまえも治験に参加しろ!データに貢献しろ!」

「日本の承認を急げという玉川はアタオカ」

「承認の遅さよりも、海外製薬会社のワクチンを国民分確保した政府の動きを褒めるべきじゃない??」

「イギリスやアメリカはもちろん、EUなど欧州国で認可されるのは当然。アジアでは認可国はないし慎重になる」

「玉川の無知な煽りが政府の信頼を下げ、感染拡大をさせている」

などと批判の声が殺到しました。

ワクチン接種について日本政府の対応を批判した玉川氏。

しかし、ワクチン接種を開始している諸外国は欧米諸国が主で、アジア各国ではどこもワクチン接種を開始していない事実にも目を向けなければならないのかもしれません。

(文:有馬翔平)